パナソニックLumix G 14mm F2.5は素晴らしいお散歩用レンズ

SLRGearに、パナソニックのLumixG 14mm F2.5 ASPH のレビューが掲載されています。

Panasonic 14mm f/2.5 ASPH LUMIX G (Tested)

  • 解像力は絞り開放から画面の大部分はシャープで、周辺部にわずかに甘い部分が残っているだけだ。絞ると、F2.8でさえ周辺部は改善し、甘い部分はごくわずかになる。F4以上に絞ると、回折の影響がでるF11までは画面全域で非常にシャープになる。
  • 色収差はいくらか大きい値で、これは周辺部だけではない。絞りによって色収差は大きく変化せず、画面のハイコントラストな部分でのみ目立つ。
  • 周辺光量落ちは開放で3/4EVで、F8まで絞れば最も低い値である1/3EVまで改善する。歪曲は比較的小さく周辺部で0.5%のタル型だが、これは自動補正された後の値。
  • AFは無限遠から最短まで1秒未満でかなり速く、細かなピント調整では極めて速い。AF速度はE-P1よりもGF2に装着したときの方が速い。前玉は回転しない。
  • レンズは金属製のマウントとポリカーボネートから出来ており、フォーカスリングは1/4インチ弱の幅。フォーカスリングはどちらの向きでも制限なく回る。フードは用意されていない。
  • パナソニックの20mm F1.7との比較では、差はごくわずかで実写では気付かないかもしれないが、数値の上では14mmのほうがよりシャープ。その他の点では20mm F1.7が色収差に優れ、歪曲も大幅に少ない。
  • オリンパスの17mm F2.8との比較では、パナソニック14mmの方がシャープ。色収差は両方とも問題がある。周辺光量落ちは、オリンパスのほうが少し良い。歪曲は同じくらい。
  • パナソニックの14-45mmとの比較では、シャープさは同等で、14-45mmのほうが色収差は良好で、歪曲も若干小さい。
  • 14mm F2.5はシャープなレンズで、色収差に若干の問題があるのみだ。パナソニックはとても素晴らしい撮り歩き用(お散歩用)レンズを作った。

 

20mmと比べると評判が今一つの感がある14mm F2.5ですが、ここでは解像力で20mmを若干上回っており、かなり良好なテスト結果となっています。

ただ、歪曲の補正が強くかかっているためか、このレンズは実写では20mm F1.7と比べて少し周辺部が甘く見えるような気がします。とはいえ、重さがわずか55gのレンズでこれだけの写りなら十分な性能かもしれませんね。