キヤノンPowerShot G1 X とライバルとの感度別の画質の比較テストが掲載

Imaging Resourceに、キヤノンG1 X のレビューが掲載されています。

Canon PowerShot G1 X

  • JPEGによる最低感度での比較

    • G12との比較では、顕著な違いがあり、画素数の差だけでなく、レンズと大型センサーによる解像力の違いもある。G1 X はコントラストがより高く、ディテールもよりシャープで、繊維の糸さえ見て取ることができる。
    • T3i(Kiss X5)との比較では、G1 X のほうが全体的に若干シャープに見える。
    • Nikon 1 J1との比較では、G1 X が有利。
    • E-P3との最低感度での比較では、E-P3はずっとソフトでG1 X が良く見えるが、色乗りはE-P3のほうが全体的に多少豊かだ。ディテールは、どちらも極めて良好。
    • NEX-5Nとの比較では、全体的にG1 X のほうがシャープだ。赤の部分はG1 X が若干暗いが、ディテールは極めて正確でソニーほどソフトではない。

  • JPEGによるISO1600の比較

    • G12との比較では、G1 X の大型センサーによるアドバンテージは明らか。
    • T3i(Kiss X5)との比較では、極めて近い結果。赤い素材の処理はG1 X のほうが少し良好のようで、これは恐らくノイズ処理の方法が新しくなっていることを示唆している。
    • Nikon 1 J1との比較では、Nikon 1 はクリーンではあるが、色ノイズとシャドーノイズ、全体的なソフトさで、センサーの大きなG1 X と正面から張り合うことはできない。
    • E-P3との比較では、E-P3はノイズリダクションによるディテールの喪失がより大きい。
    • NEX-5Nとの比較では、NEX-5Nのほうが全体的にノイズ処理が上手く、G1 X よりもディテールが豊富だ。

  • JPEGによるISO3200の比較

    • G12との比較では、双方ともとてもソフトだが、G1 X のほうがずっと良好だ。
    • T3i(Kiss X5)との比較では、ほとんど全ての観点から意外にもG1 X のほうが若干良好だ。
    • Nikon 1 J1 はとてもしっかりとした画質を維持しているが、全体的にG1 X のほうがよい。
    • E-P3との比較では、G1 X が若干良い。
    • NEX-5Nとの比較では、NEX-5Nがよりノイズを押さえており、明らかにシャープで、色乗りもよい。

 

  • ISO100では、24x36インチの素晴らしいプリントも可能で、ISO800でも16x20インチの良好な画質のプリントが可能だ。ISO12800でさえ、5x7インチのプリントなら使える。全体としてキヤノンG1 X はとても良好な性能だが、高感度になると一眼レフには及ばない。それでもなお、素晴らしい性能だ。

 

画質の比較の部分だけ抜粋しました。テキストだけでは分かりにくいと思うので、元記事のサンプルを参照してみてください。

G1 X は低感度ではディテールが豊富で、ここではAPS-Cのライバルを脅かすような性能を見せていますね。高感度は、さすがに高感度番長と言われているNEX-5Nには敵わないようですが、Kiss X5やその他のライバルには勝っているようで、センサーサイズを考えるとかなり健闘していると言ってもよさそうです。