オリンパスのフィッシュアイボディーキャップレンズBCL-0980は安価だがきちんとした画質

ePHOTOzine に、オリンパスのフィッシュアイボディーキャップレンズBCL-0980(9mm F8.0 Fisheye)のレビューが掲載されています。

Olympus 9mm f/8 Fisheye Body Cap Lens Review

  •  このレンズはほとんどがプラスチック製で、特にその極めてコンパクトなサイズを考えると、ボディーキャップレンズという説明に的確にフィットしている。
  • 電子接点は無く、カメラ側に「レンズ無しで撮影」のオプションがある場合は、それを有効にする必要があるかもしれない。
  • フォーカシングはレンズ前面の小さなレバーをスライドさせることで行う。レバーには過焦点距離のノッチがあり、通常の撮影距離では、ほとんどそこにセットしまままにしておける。クローズアップでは細かな調整が必要になるが、このレバーでシャープなピントを得られるだけの十分な微調整が行える。
  • 解像力に関しては、このレンズはかなり良好で、中央はとても良好(very good)、隅もまずまず良好(fairy good)だ。
  • 色収差は、魚眼レンズの典型で、隅で3.25ピクセルを超える極めて大きな値だ。これは、画面のハイコントラストな部分で目立つ。
  • 絞りはF8固定でも、周辺光量落ちは状況によっては目に付く。テストでは、隅は中央から1.64EV落ちている。絞りの調整はできないので、周辺光量落ちを解消することはできない。
  • フレア耐性は非常に高く、光源を画面内に入れた場合でもコントラストは良好に維持されている。
  • このレンズはわずか90ポンドで、ボディーキャップにいくつかのレンズを組み込んだものに過ぎないにもかかわらず、きちんとした画質で撮影することができる。魚眼を試してみたいが、高いお金を払いたくない人には、このレンズは理想的だ。全体として、このレンズは、コンパクトで手間いらずの操作性で使っていて楽しいレンズだ。
  • 良い点: 価格が安い、軽量、まともな画質、手間のかからない操作性。
  • 悪い点: 隅の色収差が極めて大きい。

 

サンプルでは、隅は色収差と流れで甘くなりますが中央は非常にシャープで、トイレンズとしてはなかなか立派な写りという印象です。これだけの画質があれば、作品作りにも十分活用できそうですね。