ソニーα7R II とキヤノンEOS 5Ds R の比較レビューが掲載

CAMERA LABS に、α7R II とEOS 5Ds R の実写画像による比較レビューが掲載されています。

Sony Alpha A7r Mark II vs Canon EOS 5DSr RAW quality (屋外の実写テスト)

  • サンプルは、レンズはこれまでテストした中で最もシャープなシグマの50mm F1.4 Artを使用し、ISO100でF8に絞って撮影している。RAWで撮影してACRで同じ設定で現像している。
  • 等倍切り出し画像のサンプルを細かく見ると、5Ds R の方が高画素なので狭い範囲が写っているが、α7R II よりディテールが豊富なわけではない。同じ設定の現像で、5DsR の方が若干コントラストが強く、α7R II は若干シャープだが、これは好みに合わせて調整できる。
  • 実写のディテールの解像力では、5Ds R とα7R II は非常に近く、解像力の点ではどちらかを選ぶことはできない。大幅な階調の調整を行う一部のフォトグラファーは、非圧縮RAWが採用されているために、キヤノンを好むかもしれない。ソニーにも非圧縮RAWの採用を希望するが、個人的には、現在のソニーのRAWに問題を感じたことはない。

Sony Alpha A7r Mark II vs Canon EOS 5DSr RAW noise (高感度ノイズのテスト)

  • サンプルは、シグマの50mm F1.4 Artを使用し、F8に絞ってライブビューでピントを合わせて撮影している。撮影はRAWで行いACRを使って同じ設定(ノイズリダクションはOFF)で現像している。
  • 5Ds R は、α7R II に比べて若干色ノイズが多い。この色ノイズはISO3200以上になると目立つが、どちらの機種もまだ十分なディテールを維持している。ノイズはα7R II が若干優っているが、とは言え、多くの人が期待していたほど大きな差ではないかもしれない。
  • 私の意見では、5Ds R とα7R II は実写の解像力と高感度ノイズで非常に近い結果になっていると思う。

 

5Ds R とα7R II の比較では、解像力でも高感度ノイズでもそれほど差が無いという結論になっています。屋外の実写テストの画像では、どちらもシャープですが、ソニーの方がよりカリカリっとした感じで、キヤノンはマイルドな感じがします。

室内の高感度ノイズのテストでは、中程度の感度まではあまり差は目立ちませんが、超高感度域はα7R II の方がノイズが少なく、感度が上がるほど差が広がるという印象です。