キヤノン EF-S17-85mm F4-5.6は光学性能に問題の多いレンズ

photozoneに15MP機(50D)によるEF-S17-85mm F4-5.6 ISの再テストが掲載されています。

Canon EF-S 17-85mm f/4-5.6 USM IS - Retest @ 15MP / Review

  • 17mmでのタル型の歪曲は大変に大きくこれまでの最高記録
  • 17mm開放では1.4EV、85mm開放で0.7EVの著しい周辺光量落ちがある
  • 解像力は中央はズーム全域で素晴らしい値だが、ワイド端では周辺部は甘い。24mmでは少しよくなり、50mmと85mmでは周辺部まで文句のない性能
  • 倍率色収差は17mm~24mmでは2pxを超え、非常に問題だが、望遠側では色収差が減り、85mmでは問題なくなる
  • 筐体の作りはがっかりさせられるもので、光学性能もいくつかの欠点がある
  • EF-S17-55mm ISやEF-S18-55mm ISのほうがズームレンジは狭いが、何をやらせてもうまくやる。EF-S18-200mm ISよりは多少よい

 

設計が古いということはありますが、ニコンの16-85mmと比べるとかなり見劣りする性能ですね(MTFの値が高いのはテスト機が15MPになったためです)。このレンズは早急にリニューアルして欲しいと思います。