キヤノンEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISは50Dで使うには時代遅れの性能

photozoneにCanonのEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISの詳細なテスト記事が掲載されています。

Canon EF-S 18-200mm f/3.5-5.6 IS - Test Report / Review

  • 18mmでは大変に大きなタル型の歪曲(4.5%)だが、ワイド端以外では歪曲は中程度
  • 周辺光量落ちは18mmで1.5EV、200mmで0.9EVで大変に大きく、問題を避けるためには絞って使うべき
  • 18mmでは中央の解像力は高いが周辺部は1500万画素のセンサーには甘すぎで、600万画素機に対応する程度の解像力
  • 24mm、50mmでは解像力は良好になるが、100mmでは周辺部が再び悪化する。200mmは高倍率ズームとしては優秀
  • 倍率色収差は18mmと100mmでは2pxに達する大変に大きい値で、実写でも気になる
  • 2~3年前の低画素時代なら状況が異なったが、50Dと組み合わせるには時代遅れのレンズ

dpreviewのテストでも色収差と歪曲の新記録を作ったレンズですが、ここでもかなり厳しいテスト結果になっています。特にワイド端での周辺部の解像力はかなり酷くて、絞ってもあまり改善しないのが厳しいところです。

タムロンの18-250mm F3.5-6.3のMTFのテスト結果とは、大きな差があり、キヤノンの最新のレンズとしては少々寂しい性能ですね。