ニコンAF-S 50mm F1.4Gは旧型とよく似た描写

CAMERA LABSにニコンAF-S 50mm F1.4GのAPS-C機(D300)でのテスト記事が掲載されています。

18th January 2009: Nikkor AF-S 50mm f/1.4G lens

  • AFは静かで高速だが、MFの操作性重視で回転角が大きいため期待したほど速くない
  • F1.4とF2での描写は明らかに甘いが、F2.8で著しく改善し、F4以上ではきわめてシャープな描写
  • 2段以上絞るなら素晴らしい性能だが、旧型の50mm F1.4Dと比べて必ずしもシャープなわけではく、よく似た描写。このため、光学性能の向上のために新型に買い換えるのはやめたほうがよい
  • MTFでは開放時のコントラストは旧型よりも良好で、解像力もFXフォーマットの範囲内ではより高い
  • 開放ではDXフォーマットの周辺部でもサジタルコマフレアが目立つ。FXフォーマットでは更に悪いと思う
  • 太陽を直接入れたショットでもフレアやゴーストは発生せず、とても満足のいく結果で、新型の50mm F1.4Gには非常に満足している

 

このレビューを見る限りでは、新型の光学性能は旧型からそれほど大きくは向上していないような印象です(フルサイズでは評価が変わるかもしれませんが・・・)。

シグマの50mm F1.4が各社の50mm F1.4と比べて光学性能が非常に優秀だったことを考えると、多少物足りないような感じもしますね。