・Canon EF-S 55-250mm f/4-5.6 IS - Retest @15mp / Review
- AFはかなり早く動作音は小さい。AF精度は50Dでは問題ないが、350D(Kiss Digital N)ではよくない
- ISは4段分の効果をうたっているが、実写ではそれほどの効果は感じられず2段分程度
- 歪曲はワイド端では穏やかなタル型(1.1%)、それより望遠側では0.7%のわずかな糸巻き型
- 周辺光量落ちは絞り開放では1EVと非常に大きく、気になることもあるが、少し絞れば問題なくなる
- MTFは、おおむね画面全域で"とても良い(very good)"のレベル。画質がベストなのはワイド端で、望遠側に行くにしたがって悪化し、200mmがワースト。しかし、前群にUDレンズを使用しているおかげでそれほど悪くはない
- MTFのグラフには現れないが、望遠側のコントラストはよくない
- 色収差は1px以下で、非常に低いレベル
- 小型でまずまず性能のよいレンズで、解像力はズーム全域で高く、色収差や歪曲も問題なく、大きな欠点は絞り開放で周辺光量落ちが大きいことくらい
解像力は、ワイド側では絞れば"最高(excellent)"レベルにギリギリ届くレベルで、テレ側も200mm開放で周辺部が若干落ち込む以外は問題なく、安価な望遠ズームとしてはなかなか優秀なレンズですね。
コメント