キヤノンが高速AFを実現するライブビュー方式の特許を取得

Photography Bayにキヤノンが取得した新方式のライブビューの特許に関する記事が掲載されています。

Faster Autofocus for Canon EOS DSLR Live View Mode

  • キヤノンが最近取得した特許に、キヤノンがどのようにしてライブビュー中のひどいAFパフォーマンスを改善するのかについてのヒントがある
  • この特許の方式で設計されたカメラには、3つの撮影モードがある
    1. 標準ビューファインダーモード:ミラーがノーマルの位置にあり、メインミラーを透過した光をサブミラーが位相差AFセンサーに導く
    2. 高速AFライブビューモード:サブミラーが退避し、メインミラーが逆方向に回転する。メインミラーを透過した光はイメージセンサーに届き、反射された光は位相差AFセンサーに届く
    3. フルライブビューモード:メインミラーは跳ね上がって、サブミラーは退避し、センサーにすべての光が届く

 

高速AFライブビューモードについては、言葉ではわかり難いと思うのでリンク先の図を見てください。1.が光学ファインダーを使っている状態で、3.が通常のライブビューの状態です。

2.がキヤノンが特許を取った新しい方式のライブビューで、メインミラーが通常とは逆向きに回転し、ボディの下側にある位相差センサーに光を導きます。このとき、メインミラーを透過した光によってライブビューが行われます。

この方式だと位相差AFを使いつつライブビュー中の視野率100%を実現できそうですが、メインミラーを透過したわずかな光でライブビューを行うことになるので、暗所でノイズが多くなる等の問題が起こる可能性があるかもしれませんね。