EOS 5D MarkII はJPEGはソフトだがRAWの画質は最高

dpreviewにキヤノンEOS 5D MarkII の詳細なレビューが掲載されています。

Canon EOS 5D Mark II In-depth Review, February 2009 Don Wan, Phil Askey

  • 解像力は素晴らしく、EOS-1Ds MarkIII と基本的に同じでソニーα900に非常に近い
  • 高感度の性能は非常によく、ニコンD700/D3とほとんど同じレベル
  • 高解像度の液晶モニタは広視野角でコントラストも良好だが、自動的に明るさが調整されるので、モニタ上のプレビューと実際に記録される画像がマッチしない
  • AIサーボAFはEOS-1シリーズやニコンD700ほど性能がよくない
  • 標準設定ではISO400以上でノイズリダクションが強すぎる
  • 人工光でのオートホワイトバランスは未だに平均レベルのまま
  • JPEG出力はピクセル等倍で見ると少々ソフト
  • 防塵・防滴のシーリングは同クラスのライバルほどよくない
  • ハイライト側のダイナミックレンジの余裕がα900やD700ほどはない
  • 5D MarkII は価格を考えると、とりわけRAWの画質は最高で、本格的なフォトグラファーに大いにお勧めのカメラ

 

Image quality(画質)の評価は9.5点(10点満点)と非常に高い評価ですね。ただ、ここでもJPEG画質の甘さやノイズリダクションの強さが指摘されているので、50Dと同じようにJPEG撮って出しでは力を発揮しきれないカメラのようです。