Nikon AF-S 18-105mm F3.5-5.6G VRは価格の割りに非常に出来のいいレンズ

bythom(Thom Hogan氏のサイト)にニコンのAF-S DX Nikkor 18-105mm F3.5-5.6G ED VRのレビューが掲載されています。

AF-S Zoom-Nikkor ED 18-105mm f/3.5-5.6G IF DX VR

  • 中央部は開放からシャープだが、絞ったほうが若干描写がよくなる。周辺部はそれほど悪くはないが、18mmでは平均点以上の描写ではない。24mmでは良好な描写になる。105mmでは周辺部が目立ってソフトな描写だが、それでも使用には耐える画質
  • 周辺光量落ちはワイド端の開放では目立つが特に問題になるほどではない。絞れば、低価格の一般向けレンズとしてはとてもよい性能
  • 色収差はズーム域や絞りにかかわらず、1~1.5px程度あり、それほど大きくはないが見えないレベルではない
  • フレア耐性は良好で問題はないが、DXの一般向けズームでベストではない。ボケ味は問題なし
  • 歪曲はこのレンズの弱点で、18mmではタル型の歪曲が3.5%で非常に目立つ。24mmでは完璧で、35mm以上では1-2%の糸巻き型
  • ワイド端の歪曲と周辺部の甘さが弱点だが、価格からすると非常によく出来たレンズ

 

ワイド端で歪曲が大きいことや、開放付近で周辺部の描写が甘いことなどのウィークポイントがありますが、低価格のズームとしては上々の性能と言っていいのではないかと思います。

ニコンのDX用標準ズームには、16-85mm VRという更に優秀なレンズあるので、このレンズ(18-105mm VR)の描写に不満のある方は、そちらに行くといいのではないかと思います。