ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8Gは色収差とパープルフリンジが弱点

dpreviewにニコン AF-S DX Niikor 35mm F1.8Gのレビューが掲載されています。

Nikon AF-S Nikkor 35mm 1:1.8G DX review Andy Westlake, March 2009

  • 開放では中央は解像力が高いが周辺部甘く、ハレーションのためコントラストが低いが、F2.8まで絞れば周辺部まで素晴らしい画質
  • ボケ味はおおむね良好だが、エッジが若干硬い
  • フレア耐性は大口径の単焦点レンズとしては良好
  • 周辺光量落ちは、最大で1.3EVで、旧来のFX用の50mmよりも少なく、心配はない
  • 歪曲は1.1%のタル型で標準の単焦点としては平均的
  • 倍率色収差は絞りを開き気味にしているときは低いが、絞ると大きくなり、赤・シアンの色ずれが非常に目立つ
  • パープルフリンジとボケの色付きが出やすい傾向があり、絞りを開きぎみにした場合には目に付く
  • 18-55mm VRや18-200mm VRよりシャープ
  • 色収差やパープルフリンジが欠点だが、低価格で良好な性能で、ニコンユーザーが買うに値するレンズ

 

絞り開放付近の描写の甘さや色収差など欠点はいくつかあるようですが、低価格な大口径単焦点レンズとしてはなかなか優秀な性能という印象です。

ただ、低価格とは言っても、実売1万円以下のEF50mm F1.8 IIと違って3万円近くするレンズなので、個人的には距離目盛は残して欲しかったと思います。