ペンタックスのフルサイズ機は当分なし(米国ペンタックス社長談)

米国ペンタックスの社長であるNED BUNNELL氏がブログでペンタックスの新機種やフルサイズ機に関する記事を書いています。

Op-Ed thoughts by the Spa

  • 正方形フォーマット機とフルサイズ機???日本の幹部によると、今年の夏に発売されるモデルはK20Dの進化版。そして我々は2010年の発売に向けて645Dの開発を再開する
  • フルサイズ機に関しては、近い将来の発売は難しい。新機種はフルサイズがよいという仮定の議論については、フルサイズ機でどのレンズを使おうとしているのか考えてみて欲しい
  • 現在、フルサイズ機を使っている人なら、誰でも、まともな性能レンズはとても高額なことを知ってるはず
  • フイルム用に設計された多くのレンズは歪曲や周辺部の解像力がフルサイズでは不足している。ごくわずかのDAレンズしかフルサイズはカバーできないし、お気に入りのFA31mm LimitedのようなすばらしいFAレンズでさえ、光学性能が及ぶかどうかは確信がない
  • フルサイズ機を作るということは新しいカメラを設計するだけでなく、要求される光学性能に応える新しいレンズのラインアップを作るということでもある
  • フルサイズ機の市場はあるがそれは現時点では小さく、ユーザーはトータルコストがかかるため、大多数は未だにAPS-Cかフォーサーズ
  • フルサイズ機を使っても多くの人の写真が劇的に進歩するとは思えないし、APS-Cがスイートスポットだと思う

 

原文は結構長い文章ですが、適当にかいつまんでまとめてみました。内容的には、「フルサイズを作ると高性能な新レンズも揃えなきゃならないし、市場も小さいので、今のところフルサイズはださないよ」ということのようです。

当面は645Digitalに注力ということになりそうですが、その後でもいいのでぜひフルサイズ機は出して欲しいものですね。同時により高性能な新FAレンズもお願いしたいところです。

それから、ペンタックスの新型機が正方形フォーマットのAPS-Hだという噂に関しては、(誰も信じていなかったかもしれませんが)完全に偽情報ということが確定したようです(^^;