キヤノンEF70-200mm F4L ISはスバ抜けた性能のレンズ

photozoneにキヤノンEF70-200mm F4Lのフルサイズ機(5D MarkII)でのレビューが掲載されています。

Canon EF 70-200mm f/4 USM L IS (full format) - Review / Test Report

  • 歪曲は70mmでわずかなタル型(0.87%)で135mmと200mmでは穏やかな糸巻き型(0.93%と1.56%)。単焦点レンズと比較すると若干劣る
  • 周辺光量落ちは開放で1EV前後で、大きな問題はない。F5.6まで絞るとおおむね無視してよいレベルになる
  • 解像力はAPS-Cではこれまでテストしたズームレンズでベストの結果だったが、フルサイズでも疑いなく同じ結果。中心部は開放から最高の解像力(excellent)で、周辺と四隅はとてもよい解像力(very good)。これは、ズームレンズとしては驚くべきこと
  • 色収差はピークで0.9ピクセル前後で素晴らしい性能。実写では心配ない
  • ボケ味はとてもよいが、EF135mm F2L のようなトップクオリティのレンズと同じレベルではない
  • APS-Cでは本当にズバ抜けた性能だが、フルサイズでも画質の劣化は軽微で、驚くべきレンズ。価格が高いのが唯一の欠点

 

キヤノンユーザーの間では"神レンズ"と言われることもある評判のよいレンズですが、ここでも大変に高い評価になっています。画質的にはフルサイズでもまったく問題なく、欠点はL単と比べるとボケ味が若干劣っていることくらいのようです。

価格に関しては国内では11万円くらいなので、ISが付いていることを考えれば、コストパフォーマンスは悪くないと思います。