・Canon EF-S 60 mm f/2.8 Macro USM lens review
- 中央部の解像力は絞り開放から40lpmmに達し、大変な高画質。F4-5.6まで絞ると解像力は45-46lpmmに達し、比較になる相手が存在せず、驚くほどシャープ
- 周辺部の画質は絞り開放で35lpmmを超えるレベルで、他の多くのレンズでは中央部でさえこのような値はでない。絞ると更にシャープになり、解像力はほぼ40lpmmに達する
- 色収差は絞り開放付近では小さいが、絞ると大きくなり、小さい~中程度の間のレベルになる
- 歪曲はわずかなタル型だがほとんどゼロで、実使用では気が付かないレベル
- 周辺光量落ちは開放で-1.38EV(38%)と大きく、テストだけでなく実写で目立つレベル。幸いにもF4まで絞れば18%まで減少し、F5.6ではほぼ完全に消失
- ゴーストフレア耐性はあまりよくないが、それほど極端に目立つわけではない。AFは静かで高速、そして非常に正確
- マクロ用としてもポートレート用としても素晴らしいレンズ
EF-Sレンズのため、ニコンの60mmと違ってフルサイズ機で使えないのが最大のウィークポイントですが、APS-Cに特化した分、軽量コンパクトなので、当面フルサイズに移行する予定がないユーザーには、よい選択肢になりそうです。光学性能的には絞り開放から素晴らしくシャープで、非常に高性能なレンズですね。
ただ、このレンズよりも1段明るく、価格も比較的リーズナブルなタムロンの60mm F2マクロも発売されたことなので、純正とタムロンで選択に迷う人も多いかもしれませんね。
通りがかり
EF-S60mm F2.8 Macroは、ラグビーボールのような口径食に萎えてしまいます。
この結果、写り自体は良かったと思いましたが、口径食が気に入らず手放しました。
flipper@管理人
通りがかりさん
コメントありがとうございます。
絞り開放でのサンプルを見ると、確かに周辺部のボケがラグビーボール型になってしまっていますね。MTFでは非常に高性能なレンズだけに、これは、少々残念な点です。