・Sigma 10-20mm f/3.5 EX DC HSM (Tested)
- 10mmでの描写は明確に改善しているが、17-20mmでは四隅で若干の画質低下がみられる
- ワイド端では絞り開放から画面の大部分で見事なシャープさで、周辺部も四隅の小さな部分がソフトになるのみ。望遠側にズームすると、四隅の甘さは解消し、12-20mmでは基本的に同じ画質
- 絞るとシャープになるが開放と比べてわずかな改善。開放のF3.5で既に十分によい画質
- 色収差は旧型の10-22mm F4-5.6と比べてやや大きく、特に周辺部ではかなり高い値
- 周辺光量落ちは10mm開放で2/3EV、F5.6で1/3EVで、旧型に比べて改善している
- 歪曲はこのクラスのレンズでは目立つ傾向があるが、このレンズでは10mmで0.8%のタル型で最小に抑えられている
- シグマの旧型と比べると望遠側は旧型のほうが若干シャープで、色収差も旧型ほうが少しよいが、歪曲と周辺光量落ちでは新型が優れている。タムロンの10-24mmと比べると、シグマのほうがシャープさと周辺光量で勝り、明らかに勝る
- 明るさをそれほど必要としていないなら旧型から買い換える必要はないが、フィルター経が82mmになっても問題ないなら、新型に買い換えてもがっかりはしないだろう
旧型に比べて広角側の性能はかなり改善しているようですが、望遠側の性能は若干低下しているようです。歪曲や周辺光量落ちはかなり少ないようなので、超広角ズームとしては使いやすいレンズかもしれませんね。
管理人
たろーさんへ
ご指摘ありがとうございます。タイトルを修正しました。