・Tamron SP AF 10-24mm F/3.5-4.5 Di II LD Aspherical IF - Review / Test Report
- 歪曲はワイド端で-2%のタル型で、いくつかのライバルと比べると目立たない。残念ながらこのレンズは、ズーム全域でタル型(24mmで-1.61%)の歪曲がある
- 周辺光量落ちは、ワイド端開放では1EVを超え、絞っても1/2EVを上回ったまま。しかし、他の焦点距離では周辺光量落ちはよく補正されている
- 10mmでは中央部の解像力は開放から"とても良い(very good)"で、絞ると"素晴らしい(excellent)"値になる。周辺部は開放では"良い(good)"の解像力だが、絞れば"とても良い(very good)"になる。四隅は開放では非常に甘く(poor)残念な結果で、F8-F11まで絞れば"とても良い(very good)"に達する
- 14mmと18mmでは四隅は甘く(poor)、絞っても"とても良い(very good)"のレベルに達しない。24mmは性能がよく中央部は"素晴らしい(excellent)"値で四隅も"よい(good)"~"とても良い(very good)"のレベル
- 色収差は10mm開放で2.4ピクセルの非常に大きな値で、絞ると小さくなるが、それでもかなり高いレベル。望遠側では1ピクセルに減るが、中間域では大きい
- このレンズの性能に関しては感銘を受けなかった。ズーム全域で大きなタル型の歪曲があり、色収差は非常に大きい。周辺部の解像力は絞っても少々残念なもので、特に四隅はよくない。しかし、中央部の解像力は非常に高く、おそらく多くのケースで満足できるだろう
- この焦点域をたまにしか使わない人なら、価格が安ければ選んでもいいかもしれない。傑出したレンズではないが、たぶん十分な性能
海外のレビューでは軒並み辛口の評価をされているタムロンの10-24mmですが、Photozoneでも光学性能は5点満点で2.5点と最近のレンズにしては低い点数で、結論は結構辛口の評価になっています。
テスト結果では、開放時と四隅の解像力が弱いのが気になりますが、中央の解像力はズーム全域で結構優秀ですね。
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