ミノルタ50mm F1.7とソニーDT50mm F1.8の勝負はミノルタの勝ち

LensTipにソニーDT50mm F1.8 SAMとミノルタ AF50mm F1.7の比較レビューが掲載されています。

A history of Sony Alpha - Minolta AF 50 mm f/1.7 versus Sony DT 50 mm f/1.8 SAM

  • 中央部の解像力は、開放ではソニーDTのほうが若干シャープだが、F2~F4.0ではミノルタが上回る。双方の差は本当にわずかで実写では区別が難しい
  • 周辺部の解像力は、フルサイズ用に設計されたミノルタのほうがよいことが予想されたが、ソニーとミノルタはほとんど同じ結果。しかし、開放とF5.6ではソニーが勝る
  • 色収差はソニーは絞り全域で低く模範的な値。一方、ミノルタは絞ると色収差が大きくなり、"中程度"のレベルになる
  • 歪曲はソニーは-0.91%のタル型で比較的大きく、ミノルタは-0.30%のタル型で気付かない程度。歪曲は、ミノルタのほうが明らかに優秀
  • 周辺光量落ちは、ソニーが開放で38%、F2で35%、ミノルタが開放で33%、F2で25%でミノルタのほうが良好
  • 逆光ではミノルタは比較的容易にゴーストが出るが、新しいソニーのほうはクリアーな描写。ミノルタのコーティングは、20年前のレンズとしてはとても優秀
  • AFはα100ではAFはソニーが若干遅く、駆動音も大きい。α850では速度も駆動音も同等。AF精度はミノルタのほうが少し高い。正直に言って、SAMモーターが勝っている点はない
  • テスト結果の項目ごとの勝敗を比較すると9対7でミノルタの勝ち。ミノルタはレンズの作りがよく、歪曲や周辺光量落ち、AF精度で勝っている。一方、ソニーは色収差や逆光性能で勝っている。光学性能のみの比較では、ごくわずかにソニーが勝る

 

ミノルタの古い50mm(フルサイズ用)とソニーの最新の50mm(APS-C用)の対決ですが、MTFを見る限りでは同じレンズかと思うほどよく似た性能です。

色収差や歪曲などの光学性能は、互いに勝ったり負けたりで、総合するとほぼ互角と言っていいと思います。ミノルタの50mmのユーザーは、これだけの性能があるなら、DT50mmに買い換える必要は全くないですね。

ただ、サンプルを見ると、ミノルタは逆光でフレアやゴーストが出やすいようで、この辺りにソニーとの時代の差を感じるような気がします。

 

2009年12月 8日 | コメント(3)

コメント(3)

 これは昔のミノルタが健闘したと取るべきか、ソニーの新レンズが安くて良いと取るべきか……。

 ミノルタの売り出し当時の価格は知りませんが、長い目で見れば、APS-Cのソニーよりも、ミノルタの方がお得なのでしょうけどね。

もう発売されていないミノルタ50mmF1.7とソニーのAPS-C専用50mmF1.8の対決って、この記事のターゲットって狭いなぁとw

個人的には、所有のミノルタレンズはソニーDSLRにとって既に純正レンズだとは思っていない感覚です。
置き換えられたレンズにしても本体とのマッチングは微妙にソニー製の方が合う気がします。

たまには、こういう小ネタも面白いですね。

フルサイズ用だからと言ってAPS-C用に必ずしも優っているとは限らない。逆にAPS-C用はフルサイズに使えないわけだから(取り付けられる、だけなら使えるとは言わない、使い物になるかということ)フルサイズ用を超えられない。

部分的に見ればすばらしい(と言われる)レンズ、例えばタムロンA09みたいなのは多いけど、真に万能レンズというのはありえない。

どれが自分の用途に適しているか、好みも含めて選べばいいわけであって、新しければいいってもんでもない。私の所有レンズはほとんどミノルタ時代のもの。実際に使っているのはすべてαマウントに改造したMFレンズだったりする。


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このページは、2009年12月 8日 に公開されたブログ記事です。

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