- 合焦後のシャッターラグは0.02秒(D300Sは0.02秒、K20Dは0.04秒、GH1は0.06秒)で、ラグはほとんどない。また、合焦して撮影されるまでの時間は0.17秒(D300Sは0.15秒、K20Dは0.28秒、GH1は0.37秒)で素晴らしい値
- 連写速度は実測で8コマ/秒(D300Sは6.9コマ/秒、K20Dは3コマ/秒、GH1は2.8コマ/秒)でバッテリーパックを装着したD300/D300Sと同等。SanDiskのExtreme Pro UDMA6 使用時にはJPEGで160枚(D300Sは14枚、K20Dは38枚、GH1は5枚)まで連写することができた
- AFによる動体撮影では、時折ピントを見失うことがあり完璧ではないものの、とても優秀な性能
- デフォルトの出力は色再現性やコントラスト、シャープネスの点からおおむね満足のいくもの。しかし、解像度の設定が72dpiになっているのはプリント時に使いにくい
- 曇った日に撮影した画像をチェックしていたら、2コマのカモメの画像から残像の写った写真が見つかった。残像は5×7(インチ)のプリント上でもかすかに見える。新ファームでは改善されていると伝えられているので、出荷時に最新ファームが入っていなければアップデートしたほうがいいだろう
- 高感度ノイズは、ISO100-200では極めてクリーン。ISO400では若干のノイズの兆しがあり、ISO800ではそれが若干多めになってくる。ISO1600では、ノイズが目立つようになるが、それでもまだ良好な画質。大きな画質の落ち込みがあるのはISO3200とISO6400の間。画素数が増えているにもかかわらず、7Dの高感度性能は嬉しい驚きだ
- AF性能は良好で画質もとてもよい。連写も優秀で、そして、画素数を考えると高感度ノイズも良好だ。欠点は、価格がやや高いことと、出力画像が72dpiになっていること
海外のレビューではEOS 7Dはおおむね高く評価されていますが、DigitalCameraReviewでも同様でかなり高い評価になっています。高感度ノイズは、1200万画素クラスのノイズが少ない機種にはかなわないようですが、画素数の割りには上手くまとまっている印象です。
価格が欠点として指摘されていますが、国内ではすでにボディが12万円台まで値下がりしているので、割高感はあまり無く、内容を考えればむしろバーゲンプライスと言っていいかもしれませんね。
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