ペンタックスK-xの高感度性能には本当に驚かされた

dpreviewにペンタックスK-xの詳細なレビューが掲載されています。

Just posted - Our Pentax K-x in-depth review

  • AFは決して悪くは無いが、ライバルとまったく同じレベルではない。AF精度は多くの場合問題がないが、暗所ではたまに迷いがちになる。スーパーインポーズが無いのは、ペンタックスは小型化のためだと言っているが、少しペンタ部が大きくなってもスーパーインポーズがあるほうが多くのユーザーはハッピーだろう
  • 手ブレ補正は効果は認められるが、他社のものほど素晴らしくはなく、およそ1段分程度。低速シャッターではもう少し効果が大きくなる
  • バッテリーライフはリチウム電池使用時には素晴らしく、ニッケル水素電池でもよく持つ
  • オートホワイトバランスは人工光下では信頼性に欠ける
  • JPEGでの高感度は、ノイズリダクションとディテールのバランスがとても良好。Kiss X3やD5000と比べるととても多くのディテールが保持されていてよりシャープに見える。高感度は兄貴分のK-7と比べてもかなり優れていて、現在のAPS-C機ではベストの性能
  • RAWでの高感度ノイズは、D5000とK-xのノイズレベルは極めて近いが、K-xのほうが若干優れている。Kiss X3とオリンパスE-620は、色ノイズも輝度ノイズも著しく多い。K-xが高感度でのRAW出力では最もクリーン
  • K-xのトータルのダイナミックレンジは8.9EVでKiss X3(8.4EV)とD5000(8.8EV)をしのぐが、ハイライト側のダイナミックレンジは狭い。K-xはハイライトが飛びやすい傾向がある。RAWでのマージンも少ない
  • 最低感度での画質は非常によく、高感度での画質には(よい意味で)本当に驚かされた。結論としては完璧にハイクオリティな画質(特に暗所では)だ。スーパーインポーズが無いことが、唯一の実質的な欠点。大いに推薦

 

画質(Image quality)の評価は10点満点で9点で、エントリーモデルとしてはかなりの高得点となっています(ちなみに、K-7とKissX3、D5000は8.5点です)。高感度はやはり抜群に強く、APS-C機の中では敵なしと言った感じですね。

また、他のいくつかのレビューで問題視されていたバッテリーライフもここでは問題なしとされています。これは、もしかするとバッテリーの問題を改善した新ファームの効果かもしれませんね。

欠点としては、いつものごとくAFにスーパーインポーズが無いことがあげられていますが、これは確かに使い勝手が悪いと思うので今後の機種での改善に期待したいところです。