ニコンAF-S 24-70mm F2.8Gは画質で妥協したくないユーザーには価値のあるレンズ

ePHOTOzineにニコンのAF-S 24-70mm F2.8Gのレビューが掲載されています。

Nikon AF-S 24-70mm f/2.8G ED NIKKOR Interchangeable Lens Review

  • サイズは大きいがD700に装着するとバッテリーグリップの有無に関わらずバランスは完璧。AFはSWMで非常に速く正確
  • 解像力はズーム全域で中心部は開放から良好な値。周辺部はやや落ちるが、大部分の用途では許容範囲。F4まで絞れば大きく改善し大変にシャープな画像になる。周辺部が中央よりいくらか低い値だが、総合的には極めて素晴らしい結果
  • 色収差は最大で0.75ピクセルで、とてもよく補正されている
  • 周辺光量落ちは24mm開放で1.6EVで、F5.6まで絞れば完全に解消する。その他のズーム域でも周辺光量落ちは同じような値だが、それほど大きな問題ではない
  • 歪曲は24mmで4.45%のタル型で、直線的な被写体では目立つが、容易に補正可能で多くのケースではそれほど問題にはならないだろう。70mmでは0.77%の糸巻き型でほとんど気付かないレベル
  • 24-70mm F2.8は、大きさと価格から期待するだけの性能があるレンズで、画質はシャープでコントラストも高い。鏡筒の作りも見事なもの。安価な代替品もあるが、このレンズほどのクオリティはない。画質で妥協したくないユーザーには、価値のあるレンズだ

 

中央部の解像力は、グラフの一番上の目盛りを超えてしまうほどで素晴らしく高いですね。ただ、周辺部は開放付近では若干低めの値なので、風景などで周辺までシャープな描写を望む場合は少し絞って使ったほうがいいかもしれません。

あとは、歪曲が少し大き目なのがウィークポイントで、建築物などを中心に撮るユーザーには少し使いにくいかもしれませんね。とはいえ、新しいだけあって総合的にはとても優秀なレンズだと思います。

それから、ニコンの新しい交換レンズの発表の件ですが、先日、COOLPIXとの同時発表はありませんでしたが、Nikon Rumorsでは、近日中に更に発表が行われると言っているので今後の発表に期待してもよさそうです。