ペンタックスが中判デジタル一眼レフ645Dを正式に発表

ペンタックスが中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645D」を正式に発表しました。

「PENTAX 645D」新発売

  • 撮像素子は44mm×33mmのKodak社製CCDイメージセンサーを採用。有効画素数は4000万画素。ローパスフィルターレス
  • 外装はマグネシウム合金、シャシーはアルミダイキャスト。70ヶ所にシーリングを施した防塵・防滴構造。マイナス10℃まで動作を保証。シャッターの耐久性は5万回
  • SD/SDHCメモリスロットカードを2基装備し、RAW、JPEGの振り分けや、データのバクアップなど用途に応じて使い分けることが可能
  • UV・IRカットフィルター部を超音波振動させるゴミ除去機構"DR II"を搭載
  • AFは新開発の高精度11点ワイドセンサー
  • ファインダーはトラピゾイドプリズムを採用し、小型化を実現。視野率約98%、倍率約0.62倍(55mm)・約0.85倍(75mm)
  • 液晶モニターは3インチ92.1万ドット、高視野角タイプ、ARコート
  • 電子水準器
  • ISO200-1000(拡張100、1600)
  • シャッタースピードは1/4000~30秒
  • 大きさ:156×117×119mm
  • 重さ:1480g(本体のみ1400g
  • 発売日:2010年5月中旬

 

ついに645Dが正式に発表されました。開発開始からずいぶん時間がかかりましたが、ようやく日の目を見ることになりましたね。

スペック的には特に驚くのような機能は搭載されていませんが、カメラとしての基本的な部分がしっかり作りこまれているという印象です。ローパスレスの大型センサーからどのような画像が出てくるのかとても楽しみです。

店頭予想価格は80万円台半ばということで、ニコンやキヤノンのフラッグシップ機の販売開始時の価格と比べて少し高い程度に収まりそうです。この価格なら、アマチュアでも何とか手が届くかもしれませんね。

[追記] 645D用の交換レンズ(55mm F2.8)の開発も発表されました。

「smc PENTAX-D FA645」シリーズ開発について