キヤノンEF-S60mm F2.8 Macroはコストパフォーマンス抜群のレンズ

ePHOTOzineにキヤノンEF-S60mm F2.8 Macroのレビューが掲載されています。

Canon EF-S 60mm f/2.8 Macro USM Interchangeable Lens Review

  • コンパクトで軽量なレンズにもかかわらず、鏡筒の作り・仕上げは非常によい。超音波モーターによるAFは高速で正確。近距離では少し迷いやすいが、十分な性能で大きな問題ではない
  • 解像力のテストは15.1MPのKiss X3で行った。F2.8では周辺部は甘いが、中央は既にとても良好(very good)な解像力。絞ると中央も周辺部も解像力が改善し、F5.6とF8でピークに達する。F5.6~F8では中央部は最高レベル(excellent)で、四隅もとても良好(very good)な解像力
  • 色収差はごくわずかで、問題にならないのは言うまでもないことだが、このような低いレベルの色収差でもし実写でフリンジが出たらとても驚きだ
  • 周辺光量落ちはF2.8では1.5EVで、F5.6まで絞れば均一になる。このような、明るいレンズとしてはそれほど悪くはない。歪曲は0.33%のタル型で実写では目につかない
  • 逆光耐性は素晴らしく、ゴーストやフレアを押さえ込んでいる。画面内に強い光源がある極端な状況では、若干のフレアとコントラストの低下が起こるかもしれないが、通常の写真撮影では目立たない。画面外に光源がある場合は若干のコントラスト低下があるが、これも極端な状況でのみ起こる
  • 高い解像力で色収差がほとんど無く、素晴らしい画質。逆光耐性も素晴らしい。悪い点はフォーカスリミッターのスイッチが無いこと。このレンズは、卓越したコストパフォーマンスだ

 

比較的安価なマクロレンズですが、小型・軽量にもかかわらず光学性能はとても良好で、なかなか魅力的なレンズに仕上がっていると思います。ただ、このレンズはIS付きの新型にリニューアルされるという噂がよく流れているので、今は少し購入しにくいような気もします。

個人的には、フルサイズ用のEF50mm F2.5コンパクトマクロをそろそろリニューアルして欲しいんですが・・・