・Olympus M ZD 9-18mm F4-5.6 lens review
- 解像力は中央は概ねとても高いが、四隅は開放では甘い。しかし、甘い範囲は極めて小さいので、実写ではほとんど問題にならないだろう。1段絞れば、四隅の甘さはなくなり極めてシャープになる
- 倍率色収差は極めて大きく、広角側では周辺部で強い赤/シアンの色ズレが見られる。色収差は絞っても大きくは変わらない
- 歪曲はソフトウェアで補正されているが、それでも9mmで1.4%と少し大き目の値(※補正前のデータでは4.7%のタル型)。これは、実写でもしかすると目に付くかもしれないが、14mmまでズームすれば、ほとんど解消する
- 逆光耐性は良好で、フードなしでも時々フレアが見られる程度。問題になるのは、強い光源が正面に入っているか、斜めから前玉を直撃する場合のみ
- 顕著な周辺光量落ちはない。ボケ味は特に魅力的とは言えない。AFは静かで速く、動画撮影時にAF音でサウンドが損なわれない。鏡筒の作りはしっかりしているが、特別によくはない。
- フォーサーズ用の9-18mmと比べると、差はほとんどなく、ほとんど同じような性能
- 9-18mmは魅力的な小さなレンズで、いつでも持ち歩くことができる。箱型スタイルのマイクロフォーサーズボディと素晴らしくよくマッチし、他に並ぶものの無い携帯性を得られる。風景と旅行用のレンズとしてとりわけ魅力的だ
超広角ズームで重さ155g・全長49.5mmというのは、驚異的な携帯性ですね。解像力はそれほど高くはないですが、必要十分な性能だと思います。色収差が大きいのがウィークポイントですが、この大きさ・重さを考えると、多少の欠点などは吹き飛んでしまいますね。
よこ
4/3, u4/3といえば小型・軽量機ですが、メーカのうたい文句は、もっぱらボディに関してですよね。
でも、センサーサイズが小さいとボディよりもレンズの小型化・軽量化に貢献度が大きいです。
35mmでこの画角のズームをつくるとなかなかの重さでしょう
とくに、動画が今後普及していく中でこれは大きい武器だと思います。
えまのん
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/mlens/9-18_40-56/sample/index.html
オリンパスのサイトでもサンプルが掲載されています。
指摘されている
>解像力は中央は概ねとても高いが、四隅は開放では甘い。
>倍率色収差は極めて大きく、広角側では周辺部で強い赤/シアンの色ズレが見られる。
この2点は、上記サイトの掲載サンプルでも確認可能かと。
ysk
私はパナの7-14を買ってしまいましたが
携帯性、フィルターがつけられる、値段などを
考えると、どうしても換算14㎜まで欲しいのでなければ
こちらのほうが良いかもしれませんね
アロン
Capture One 5 PROで倍率色収差は消せるから小型軽量の方が魅力的かな、俺にとっては。