- 解像力は両方のレンズともズーム全域で一貫して良好な性能だが、中央の解像力はオリンパスのほうが良い。周辺部はオリンパスは流れが見られ甘くなるのに対し、パナソニックは良好な解像力を維持していている
- 逆光耐性は両レンズとも良好だが、スタジオのテストではパナソニックのほうが優れた結果だ。実写テストでも、パナソニックのほうが光源に近い場合でもフレアが出にくかった
- 周辺光量落ちはパナソニックのほうが大きいが、パナソニックが上下左右対称な落ち方をするのに対し、オリンパスは四隅よりもフレームの両端が最も暗くなった。そして右側が左側よりも一貫して暗かった
- この二つのレンズはお互いに強い部分と弱い部分がある。中心部はオリンパスのほうがシャープだが、周辺部はパナソニックの方が解像力が高い。周辺光量落ちと色収差はオリンパスのほうが良好だが、逆光耐性はパナソニックのほうがよい
- 総合的には、パナソニックのほうが一般によい選択だろう。最も大きな理由はレンズのサイズと価格で、オリンパスのサイズと価格を納得するのは困難だ
オリンパスのED 7-14mm F4は超広角ズームの中では一、二を争うほど優秀なレンズですが、パナソニックの7-14mmも小型軽量で半分の価格のレンズにもかかわらず予想以上に健闘しているという印象です。
ただ、オリンパスのほうは周辺光量落ちのテスト結果が非対称になっているので、レンズの調整が十分ではなく(偏芯がある?)、実力を発揮しきれていない可能性があるかもしれませんね。
柴犬らんのパパ
レンズの描写性ばかりは個人の好きずきなので一概には言えませんが、パナのレンズはこの価格と大きさでここまでの性能を示すのは立派だと思います。
散歩用にGF1+20mmパンケーキを使っていますが、標準ズームとこのレンズは追加で欲しいレンズですね。
GAGA
オリンパスの方は、神レンズなので言う事は何もありませんが、パナのレンズも、素直にすごいと言えますね。
どちらも、フィルターが付けられないと言う些細な欠点はありますが、十分に魅力的なレンズです。
ケレラ
パナのこのレンズの前玉はオリ製のレンズじゃなかったっけ。
acti
ソフトウェア的な自動収差補正はこのテストに影響を与えているのでしょうか
aaa
防塵防滴が必要な方は、オリンパス製を選ぶでしょう。
Aron
パナのレンズは歪曲収差を無理に光学補正しない分、大きさとコストに優れたレンズを設計できるという良い見本ですね。
管理人
>actiさん
テスト機はオリンパスのボディなので色収差は補正されませんし、歪曲は(補正が効くはずの)パナソニック7-14mmのほうが3倍も大きい値なので、このテストでは自動収差補正を使っていないと思われます。
とんちゃん
E-3に7-14をつけていましたが、パナの7-14の発売ニュースと同時にG1とこのレンズを買いました。いまE-PL1にパナの7-14をつけて散歩カメラに使っています。7-14万歳(どちらも好きですが、老人にはズイコーデジタルは大変です。)