キヤノンEF24-105mmはAPS-Cでは素晴らしいテスト結果

LensTipにキヤノンEF24-105mm F4L ISのレビューが掲載されています。

Canon EF 24-105 mm f/4L IS USM - lens review

  • 手ブレ補正は公証3段分だが、実測では3.5-3.6段分の効果があり賞賛に値する
  • 中央部の解像力は40lpmmを大きく超え(基準値は30lpmm)、この性能はLレンズの名に値するもの。105mmの開放時だけは少し甘いが、それでも36lpmmを超える良好な性能で、我々は脱帽した!
  • 周辺部はAPS-Cでは、24mm-40mmの間では開放から素晴らしい解像力。望遠側は少々悪くなるが、それでもMTFの値は良好と言える
  • 色収差は24mmの開放では0.14%に達し、これは"高い"と"非常に高い"の間のレベル。絞ると色収差は中程度のレベルまで減少する。色収差は、このレンズの価格を考えると少々大きい
  • 歪曲は24mmでは-2.66%のタル型で目立つ。105mmでは0.67%のわずかな糸巻き型
  • 周辺光量落ちはAPS-Cではピークの105mm開放で14%(-0.44EV)で、非常に良好な結果。F5.6まで絞れば周辺光量落ちの問題は完全に解消する
  • 逆光耐性はこのタイプのレンズとしては極めて良好で、逆光でも大きなフレア・ゴーストは見られない
  • AFはとても高速で静かで正確。フォーカスミスはほとんどなく(1%)、前ピンや後ピンの傾向もない。ここでは、本当にごくわずかな問題すら指摘できない
  • テストでは素晴らしいと言える結果に見えるが、これはAPS-Cセンサーでのテストで、フルサイズでは周辺部の描写は確実に悪くなるだろう。5Dユーザーなら考えることなくベストマッチのレンズだが、APS-Cユーザーが同じくらいの価格帯で汎用的なよいレンズを探しているなら、EF-S17-55mm F2.8 ISがよいと思う

 

このレンズはフルサイズでのテストだと周辺部の描写や歪曲、周辺光量落ちなどが問題視されることが多いようですが、APS-Cでのテストだとこの記事のようにいつも好成績を収めていますね。

ただ、APS-Cだと中途半端な焦点距離になって意外に使いにくい(管理人の場合、レンズ交換が頻繁になる)ので、フルサイズ移行の予定がなければ、標準ズームにはEF-S17-55mm ISやEF-S15-85mm ISあたりを選択しておくほうが無難かもしれませんね。