オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6は荷物を軽くしたい人に魅力的なレンズ

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Olympus M.Zuiko Digital 9-18mm f/4-5.6 ED Review / Test Report

  • 歪曲は、マイクロフォーサーズではカメラ内で自動的に補正される。9mmでは1.8%の穏やかなタル型、12mmではわずかなタル型、18mmでは実質的に歪曲はなく、これは実写では問題ない値。しかし、補正なしの状態で計測すると、9mmでは4.8%のタル型で極端に大きい
  • 周辺光量落ちは9mm F4では0.7EVで若干大きいが、この他の条件では実質的に周辺光量落ちの無い画像を楽しむことができる。補正の無い状態では、周辺光量落ちはいくらか大きく、9mm F4で最大1EVを超えるが、これは超広角レンズでは平均的な値で、コストダウンのために性能を落としてはいない
  • 解像力は9mmと12mmでは中央部はF4とF5.6で"非常に高い(very high)"。周辺部は"とても良い(very good)"で、四隅は"良い(good)"のレベル。F8とF11では回折の影響で解像力が落ちる。解像力はしっかりとしていて、超広角レンズとしてはとても良好
  • 色収差はオリンパスのボディでは補正されないが、平均1ピクセルを下回っていてほとんど問題のない値
  • レンズの作りはハイレベルで、キットレンズ(14-42mm)と比べて大きく進歩している。AFは基本的に静かでとても速く、動画撮影に便利
  • このレンズは最も小型軽量の超広角ズームで工業技術上の傑作だ。光学性能は際立ってはいないが、周辺部までシャープで良好な画質。特に荷物を軽くしたい人には、魅力的なレンズだ

 

解像力は抜群とまではいきませんが、この大きさ・重さを考えたら上出来の性能と言ってもよさそうです。あまり重い荷物を持っていけない山歩きなどでは、とても重宝しそうなレンズですね。