ニコンAF-S 24-120mm F4G VRとAF-S 28-300mm F3.5-5.6G VRの性能の差は大きくはない

Nikon Rumorsに、ニコン24-120mm F4G VRと28mm-300mm F3.5-5.6G VRの比較レビューが掲載されています。

Nikon 24-120mm f/4G ED VR vs. Nikon 28-300mm f/3.5-5.6 ED VR hands-on comparison

  • ズームリングは24-120mmのほうが28-300mmよりもずっとスムーズ。28-300mmの最大の不満はフードで、特にレンズ交換をする際に容易にはずれてしまう。このフードは装着時にしっかりと固定されず、車の運転中に振動することもある。24-120mmのフードはとてもしっかりとしている。
  • ワイド端(24mmと28mm)での歪曲の比較では、両方のレンズともタル型の歪曲で、ほとんど同じくらいの大きさ。ボケのテストは70mmと望遠端で撮影したが、両方のレンズのボケ味はほとんど同じ。
  • 解像力のテストでは28mmでは、24-120mmが若干シャープだが、両方のレンズともほとんど同じ性能だ。50mmではF4.5では24-120mmが多少優れているが、F5.6まで絞ると両者に全く差は認められない。120mmでは、チャートから両レンズの差は認められなかった。
  • もし、24-120mmと28-300mmのどちらか一本を選択しなければならないなら、断然28-300mmに行くだろう。24-120mmは若干良好な性能だが、すべてのテスト結果にあるように、その差は実写では大きくはない。より長いズームの28-300mmは一般的なお散歩レンズとしてはより便利だ。これらのレンズ(特に28-300mm)はDX機で使っても面白いのではないかと思う。問題は動画(※リンク先を参照してください)にもある28-300mmのフードだ。

 

24-120mmと28-300mmの比較では、倍率の低い24-120mmのほうがやはり全体的に高画質のようですが、思いのほか差は小さいようです。

これは24-120mmの性能が悪いのではなく、28-300mmが高倍率ズームとしては性能が良すぎるためかもしれませんね(ePHOTOzineのレビューでも、28-300mmは高倍率とは思えない切れ味のよい画像を見せてくれていますし・・・)。

24-120mmはまだレビューが少ないですが、GANREFの性能テストを見る限りでは歪曲が大きいこと以外は問題はなさそうですね。