- 画像処理エンジンは新型になっているが、顕著は進歩は認められない。連写では21コマでバッファーがいっぱいになってしまう。最近のデジタル一眼としては、3コマ/秒の連写は少々遅い。
- バッテリーの持ちはよくはない。シグマはこの件について何も言っていないが、ほとんどストロボを使わず、モニタも最小限しか使用しない状態でおよそ170コマしか持たなかった。
- 色再現は、光の状態がよければ鮮やかな色合いと、ずば抜けた階調再現で並外れてよく、彩度が高い領域でさえディテールは良好。しかし、いくつかの欠点もある。暗所ではダイナミックレンジが狭く、JPEGでのノイズはライバルよりも大きく劣っている。ノイズはISO200でさえ目立つ。RAWでは後処理である程度補正できるが、それでもなお問題だ。
- AFシステムは、他社で採用されているクロスタイプセンサーではなく少々原始的。AFは比較的遅く、特に遠方や暗所では迷う傾向がある。明るいAFアシストランプを装備しているが、これは近距離でしか使えない。
- Foveonセンサーは確かに潜在能力を秘めているが、現状ではSD15は3年前のSD14の付加的なアップグレードでしかなく、現行のデジタル一眼レフと張り合うことはできない。SD15は高価で、大きく、重い。パフォーマンスは相対的に劣っていて、特に高感度ではライバルと肩を並べるような画質は得られない。SD15が条件が良い場所では素晴らしい写真が取れることは否定しないし、Foveonに見込みがあることは私も信じているので、来年登場するSD1がFoveonの潜在能力を最終的に開花させることに期待したい。
SD15の画質には素晴らしいものがありますが、それ以外の面ではライバルの中級機と比べるとかなり厳しい部分が多いようですね。来年に登場するSD1では、画質を犠牲にしない範囲で使い勝手の面も改善してくれると嬉しいですね。
がちを
それでもシグマ(というかFoveonセンサー)には、独自路線を行ってもらいたいです。
Y/C難民
SDシリーズは個人的にレンズがネックです。
ズームレンズは流石にたくさんあるけど、SDってそう言うカメラじゃないと思うんですよ。ところが単焦点は20mm(換算34mm)から下がないし、画質的にも・・・。
DP1と同等画質の換算28mm以下があったらかなり欲しいカメラなんですが。
高感度とかAFとかは正直どうでも良いので(他所で散々やっているし)、画質とかファインダー、レスポンスなど本質的な部分を磨いて欲しいです。
to
バッテリーが170枚しかもたないのはさすがに固体不良ですね、うちのは500枚を超えます。
SD1での高感度画質やレスポンスの改善については、
最近のインタビューで山木社長は明言を避けていますね。
3倍になった画素数を前に、まずはSD15レベルを実現するのに手一杯という印象でした。
yorky
フィルム時代、CONTAXを常に三脚につけてISO25〜50のフィルムしか使わなかった自分にとって、MF機としてのSD14で満足。(電池の持ちとゴミ以外は)
高感度と手ブレ補正に頼り切った今の写真家には、光をしみ込ませる感覚を理解できないだろうけれど、それがあればFoveonセンサー機はデジカメを超えた位置に君臨できる。
先日、NHKのカメラさんが、私の写真のシャープさに驚いていたそうです。(専門分野の写真です)
keroro
yorkyの意見に賛同します。
らくちんなカメラばかりではだめでしょう。
多様性が生き残る知恵ならば、シグマにもぶれずに突き進んでほしい。
so
スポーツカーと軽トラック。
同じ自動車であることに変わりはないが
両者を比べる必要もない。
速さを求めたいなら前者、荷物を運び悪路を走るのなら後者。
使う人がその状況に応じて乗り分ける。
シグマの一眼も同じ。
最適な被写体・状況下で使用するまでのこと。
シグマは基本である『画質』を追い求めてほしい。
changum
SD1を予約したので実物が来る前にレンズのラインナップを充実させておこうと思ったら、50-150mmⅡがカタログが消えているのですね。旧タイプの50-150mmしかもっていないので、わずかでも性能の高いⅡ型を購入しておこうと思ったのですが・・・。
SD1の性能を堪能するには、やはり高性能な単焦点レンズが欲しいです。せっかく他社にはないダストフィルターが付いているのですから。SIGMAさん、35mmフィルム換算で20,24,28,35,50mmの超高性能レンズを出してください(品質管理の向上が大前提です。買っても買ってもゴミレンズの連続にはもううんざりです)。明るさはF2.8もあればよいでしょう。欲張ってF2.0より明るくしてはいけません。現行の大口径単焦点レンズは見るからに性能が悪そうで買う気になりません。