キヤノンEF-S 18-135mm f3.5-5.6 ISは望遠側の周辺部の解像力が弱点

LensTipに、キヤノンEF-S 18-135mm F3.5-5.6 ISのレビューが掲載されています。

Canon EF-S 18-135 mm f/3.5-5.6 IS - lens review

  • 安価なプラスチック部品を多用した小さなレンズを予想していたが、このレンズを手にして(作りに)うれしい驚きだった。マウントは金属製。ズームリングはコンスタントな重さがありスムーズに回転する。フォーカスリングの回転角は80度で、精密にピントを合わせるにはベストではないが、深刻な欠点ではない。
  • 手ブレ補正は公称では4段分だが実測では3段分の効果で、それでもなお、このクラスのレンズとしては極めて良好な結果だ。
  • 中央の解像力は、安価なレンズとしてはとても良好。解像力はズーム全域で開放から基準となる値を超えており全く問題はない。MTFは開放から38-42lpmmに達し、十分にシャープな画像が得られる。1段絞ると広角側では50lpmmに近付くが、望遠側ではそれほど伸びない(43lpmm)。
  • 周辺部の解像力は、ズームの広角側では、絞り開放付近から基準値付近の値で文句はない。望遠側の開放では解像力はよくはない(25lpmm前後)が、F8まで絞れば十分に実用的な解像力(35lpmm前後)になる。望遠側の開放付近の解像力には、不満が残る。
  • 倍率色収差は、ほとんどの絞り値で中程度の大きさで、このタイプのレンズとしてはとてもよく補正されている。2つだけ例外があり、70mmの開放付近では色収差はやや高い値になり、35mmで絞り込んだ際にはやや低い値になる。
  • 歪曲はワイド端では-4.93%(タル型)もの大きさに達し、厄介だ。望遠側にズームすると歪曲は素早く減少し、135mmでは1.24%の糸巻き型。
  • 周辺光量落ちは18mm開放で44%(-1.7EV)と非常に大きく、F5.6まで絞っても22%で目立つ。それ以上絞るといくらか改善するが、F11でも19%の周辺光量落ちが残る。135mm開放では40%(-1.5EV)で、F8まで絞ってもまだ22%。周辺光量落ちに関しては、あまり感心しなかった。
  • 逆光ではズーム全域でフレアが見られるが、強さは平均的。逆光耐性は褒められないが、一方で酷く批判することもできないだろう。
  • AFはこのクラスのライバルと異なり、超音波モーターを採用していないのが奇妙だ。AFの作動音はするが、しかし、幸いなことに大きくも耳障りでもない。AF速度には大きな問題はなく、広角側では0.5-0.7秒、望遠側では少し遅くなり約1秒。50Dとの組み合わせでAFを外したのは1-2%で、AF精度に全く問題はない。
  • ニコンの18-105mm VRと比べるとニコンのほうが光学性能は(特に周辺部は)若干優れているが、キヤノンは良好な鏡筒のクオリティと広いズーム域で埋め合わせをしている。シグマの18-125mm OSと比べると、キヤノンが若干シャープで、ズーム域が広く、そして若干安い。シグマは超音波モーターだが、キヤノンはその他の点でのアドバンテージが多い。

 

Photozoneなどの他のレビューではあまり評価が高くないレンズですが、LensTipではそこそこ良い評価となっているようです。望遠側では開放付近で、周辺部の解像力がかなり落ち込むのがウィークポイントですが、それ以外ではまずまず良好な解像力で、価格を考えればあまり不満のない性能だと思います。

また、鏡筒のクオリティは意外に高い評価になっていますが、店頭で実際に触ってみた感じでは確かに安価なレンズの割にはしっかりとした出来のように感じました。ただ、超音波モーターが採用されていないのは、やはり少々残念ですね。

2010年12月 9日 | コメント(2)

コメント(2)

レンズ単体で買うならば距離計とUSMは欲しいですが、エントリー機のキットレンズとしては必要にして十分な実力かと思います。
そこそこのAFスピード、そこそこの画質で、軽く、一本で普段必要な焦点距離がまかなえるのですから。
私には散歩用として結構御世話になるレンズです。

管理人さん、こんばんは。

EF-S 18-135mm f3.5-5.6 ISはカメラ屋さんで使ってみた
だけで持っていませんが、確かに安っぽさはなくて使い良い
レンズだなと思いました。

このEF-S 18-135mm f3.5-5.6 ISと7Dの組み合わせだと
usmなしでもかなり早いAFを実感できます。

悪条件になったらusmがあった方がいいなと思う時もあるで
しょうけど、必要充分かと思います。

買ってみたいレンズですね。


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このページは、2010年12月 9日 に公開されたブログ記事です。

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