パナソニックLumix G Vario 100-300mm F4-5.6はトップクラスではないが予想以上の性能

Photography BLOGに、パナソニックLumix G Vario 100-300mm F4-5.6 MEGA O.I.S.のレビューが掲載されています。

Panasonic LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 MEGA O.I.S. Review

  • 鏡筒は多くのプラスチックが使われているが、マウントは金属製。AFはほとんど無音で、GH2との組み合わせでは(14-140mmとの組み合わせほどではないが)驚くほど速い。フィルター枠が回転しないのは、偏光フィルターを使う人にはよいニュースだ。MFリングは細いが、ピント合わせには十分。
  • 色収差はほとんど見えず、焦点距離を考えると非常に素晴らしい。周辺光量落ちは開放ではいくらか見られるが、大きくはない。ボケは7枚羽根の円形絞りを採用しているため、ズームレンズとしてはとても良好だ。
  • 100mmでは中央の解像力は開放からどのF値でもシャープだが、F16とF22ではかなり甘くなる。周辺部も開放から十分にシャープで、中央と同様F16とF22ではかなり甘くなる。200mmでは中央も周辺もF5.6-F8がベストの解像力でそれ以上絞ると解像力は序々に落ちてくる。300mmでは中央はF8がベストで、周辺部はF5.6-F8では許容範囲の解像力。
  • 単焦点レンズやハイグレードなズームレンズと同クラスのレンズではないが、超望遠としてはとてもて驚くようなレンズだ。まず、このレンズは驚くほど小さく軽く、AFは換算600mm(望遠端)で暗い場所での撮影でさえ高速で賞賛に値する。そして、AFは動体でもよく追従し、スポーツや野生動物写真にも向いている。
  • 光学性能では、このレンズはトップクラスの性能ではないが、完璧に許容範囲のレベルで、実際に我々が予想していたよりも良い性能だった。ズーム全域で開放か1段絞ったところで、安心して使うことができる。色収差は超望遠ズームとしては極めてよく補正されている。F4-5.6の開放F値にもかかわらず、背景をボカすことは容易で、美しいボケ効果が得られる。

 

解像力に関してはあまり細かいコメントが付いていないので、元記事のサンプル画像で確認して見てください。サンプルでは、テレ端で少し解像力とコントラストが低いような印象ですが、撮影時の天候が悪く、またかなり感度を上げているようなので、好条件ならもう少し良い仕上がりになるのではないかと思います。あと、ミラーレスは動きモノに弱いというイメージがありますが、GH2との組み合わせでは動体の追従も結構いけるようですね。