キヤノンヨーロッパの幹部が「キヤノンにミラーレスシステムは必要ない」と発言

Amateur Photographerに、キヤノンヨーロッパのRainer Fuehres氏のインタビューが掲載されています。

Canon doesn't need a compact system camera

  • キヤノンヨーロッパのコンシューマーイメージング部門のトップであるRainer Fuehres氏によると、キヤノンは現行のコンパクトカメラとデジタル一眼レフの販売に問題がないため、ミラーレスシステムを発売する必要はないということだ。
     
    Rainer Fuehres氏は、Amateur Photographerのインタビューで、「コンパクトシステムカメラは一眼レフと張りあうのは難しい。キヤノンがこの市場に参加する可能性を除外はしないが、もしそれがあるとしたら、キヤノンが必然性を感じたためではないだろう」と強調した。
     
    Rainer氏は「コンパクトシステムカメラの考え方は、カメラにミラーがあるか無いかは関係がなく、小さくより持ち運びが容易なシステムを作ることが目的だ。もしキヤノンもこの分野に参加するなら、単なる模倣製品ではなく、何か違ったことをしたいと望んでいる」と述べている。
     
    キヤノンは新しいコンパクトシステムカメラの立ち位置についてコメントすることを一貫して拒否しており、ミラーレス市場に参入するのか、EOSの一眼レフを小さくすることに専念するのか尋ねたが、Rainer氏からの回答はなかった。

 

以前、国内の記事でもキヤノンの技術者が「ミラーレスではないコンパクトな一眼レフ」について言及していましたが、このインタビューでも同じようなニュアンスになっていますね。

ただ、キヤノンもミラーレス関連の特許を申請しているようですし、また、ミラーレス機開発に動いているという噂もあるので、実際には今後の情勢に応じて対応できるように、いろいろとやっているのかもしれませんね。