ソニーNEX-C3は一般向けだがハイアマも検討すべきカメラ

Amateur Photographerに、ソニーNEX-C3のレビューが掲載されています。

Full Review Sony NEX C3 - Introduction

  • ボディは小型化されているが、グリップは快適で手に馴染む。特に16mmのパンケーキとの組合せは素晴らしく感じる。18-200mmとの組合せではNEX-C3が小さく感じるが、使い勝手はよく、旅のお供として役立つ。しかし、ボタン配置は以前と同じで最小限の数しかなく、初心者は気に入るかもしれないが、マニュアルでコントロールをしたいユーザーはイライラするだろう。しかし、ボタンのカスタマイズ機能によって操作性は改善している。
  • 露出は良好で、露出補正が必要な画像はわずかだった。広いダイナミックレンジのセンサーとの組合わせなので、後処理の必要は少ないだろう。
  • AFはパナソニックほど速くはないが、これまでのNEXよりは多少速くなっている。ポートレートやスナップでは、NEX-C3のAFは低~中程度の動きを十分に追うことができる速さだが、高速な動きの被写体の撮影では、慎重なプリフォーカシングと若干の運が必要となる。
  • 最低感度での解像力は我々のチャートで28まで解像することができ、これまでに見てきた16MP+のセンサーと互角。ISO800でも解像力は高く、ISO12800でさえ解像力はまだ22前後もある。
  • ノイズは非常によく抑えられているが、ISO800前後からノイズリダクションの影響でJPEGの画質がソフトになり始める。ISO800では暗部に穏やかなカラーノイズが見える。ISO12800ではカラーノイズが激しくなるので、これは緊急用として扱うべき。
  • オートホワイトバランスは露出同様良好で、早朝よりも日中のほうがより好ましい。JPEGの色再現は明るく極めて鮮やかで、後処理をしたくない人には理想的。
  • NEX-C3は明らかにコンシューマー市場を念頭に置いて開発されたカメラだが、ハイアマもこのカメラを退けるべきではない。ボタンのカスタマイズ機能で操作性はよくなっているし、16MPセンサーは撮って出しで素晴らしい画質が得られる。来年の終わりに合計10本のNEX用レンズが発売され、サードパーティーを抱え込めば、NEXは多くの写真家の2番目のシステムとして本当のポテンシャルを発揮するだろう。ただ、いくつかのボタンとEVFが追加されればよいのだが。

 

ボディは旧型よりも更に小型化されていますが、ホールディングは悪くないようです。操作性やAF性能などは旧型からあまり改善されていないようですが、16MPセンサーの採用による画質の向上はかなり大きいようですね。