パナソニックLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. は並外れてシャープなレンズ

SRLGearに、パナソニックLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.のレビューが掲載されています。

Panasonic 25mm f/1.4 ASPH Leica DG SUMMILUX

  • 解像力は、絞り開放では四隅のごく小さな部分が甘いが、F2まで絞れば劇的に改善する。F2.8まで絞れば甘さは完全に無くなり、画面全域が極めてシャープになる。この解像力はF11まで維持される。このレンズは並外れてシャープで、特に若干絞ったときはシャープだ。
  • 色収差は、絞り開放ではハイコントラストの部分でマゼンタの色ズレが見られる。F1.4では色ズレは周辺部だけでなく画面全体で見られるが、幸いなことに、絞れば目立たなくなる。
  • 周辺光量落ちは、大口径レンズでは目立つことが予想されるが、このレンズは開放で3/4EVでそれほど悪くはない。F2に絞ると周辺光量落ちは1/3EVになり、これ以上の絞りでは周辺光量落ちは無視して良い。
  • 歪曲は、カメラ内で自動補正されていることは確実だが、歪曲が全く無いと言えるのは素晴らしいことだ。
  • AFは無限遠から最短まで1秒以下で、とても静か。フィルター取付枠は回転しない。最短撮影距離は30cm(最大撮影倍率は0.11倍)で、マクロ機能はない。
  • 鏡筒はマウントは金属製だが、距離目盛りや被写界深度目盛り、赤外指標、スイッチが無くかなり味気ない。フォーカスリングはモーター駆動で、とてもスムーズに回転する。フォーカスリングは、無限遠や最短で止まることない(いくらでも回る)。
  • レンズフードは角型タイプで深さがあるが、しまう際にレンズに逆向きに取り付けられない。
  • パナソニックの20mm F1.7との比較では、20mm F1.7も良好な性能だが25mm F1.4と全く同じというほど良くはない。オリンパスの25mm F2.8パンケーキとの比較では、オリンパスもとても良好な性能だが、20mm同様、パナソニックの25mm F1.4と完全に匹敵するほどの性能ではない。
  • パナソニックは、このレンズでとても良い仕事をした。唯一問題なのは価格がやや高いことだが、このレンズの高いクオリティと大きな口径はこの価格を納得させるものだ。同クラスの他の製品がないので、このスペックが欲しければプレミアム価格でも払わなければならないだろう。とは言うものの、このレンズは投資する価値のあるレンズだ。

 

開放付近では四隅が少し甘いですが、F2.8以上では画面全域で素晴らしい解像力ですね。色収差や歪曲、周辺光量落ちなどのテストでも問題はないようで、全体として優秀な光学性能と言ってもよさそうです。

ただ、鏡筒はプラスチック製で、距離目盛りや被写界深度目盛りも無いので、鏡筒の造りの点ではもう少しこだわりがあってもいいかもしれませんね。