オリンパスPEN Mini E-PM1はコストパフォーマンスが抜群のカメラ

ePHOTOzineに、オリンパスPEN Mini E-PM1のレビューが掲載されています。

Olympus PEN Mini E-PM1 CSC Review

  • ボディはグリップがなく表面がスベスベした仕上げなので、とても滑りやすい。
  • バッテリーライフは公称330枚だが、バッテリー切れまでに380枚撮影することができた。バッテリーライフは使い方にもよるが、これは予想以上の結果だ。
  • E-PL3やE-P3と同様に、AF速度は非常に速く、シャッターレスポンスもほとんど瞬間的で、動作速度は大幅に進歩している。
  • 連写は5-5.5コマ(手振れ補正OFF時)でマイクロフォーサーズで最も速い。これはGH2以上だ。
  • サンプルでは色再現、ディテールが素晴らしい。フラッシュを使ったポートレートでは赤目になることはほとんど無かったが、露出は若干アンダーだった。
  • キットレンズは周辺部までディテールが豊富で良好な性能だが、四隅の高コントラストな場所ではいくらかパープルフリンジが出る。望遠端ではまともなマクロ性能で、近接撮影時のボケ味は良好だ。
  • ノイズはISO200-ISO800までは、ノイズリダクションを弱く(Lowに)セットしていても目立たない。ISO1600-ISO3200ではカラーノイズがはっきりと見えるようになり、ノイズリダクションを標準に切り替えたくなる。ISO6400ではノイズが更に目立つようになり、ISO12800は縮小用だが、色は高感度でさえ良好に維持されている。
  • オートホワイトバランスは白熱灯や蛍光灯下でも良好で、しばしばプリセットよりも良い結果が得られる。面白いことに"暖色をキープする"設定があり、これは室内でムードのある写真を撮りたい時に役に立つ。
  • 動画はフルHD動画で、フルマニュアルコントロール(P/A/S/M、アートフィルター)が可能だが、アートフィルターを使うとフレームレートが低下する。
  • E-PM1はPENが当初パナソニックに対して遅れを取っていたAFが極めて速くなっている。連写は速く、手ブレ補正も搭載されている。オリンパスのm4/3機で最もコンパクトなカメラだがカスタマイズ可能な3つのボタンを使って、設定も素早く行うことができる。
  • 良い点:造りのよさ、画質・色再現が素晴らしい、m4/3で最高の5.5コマの連写、背面のサムグリップ、コストパフォーマンスが抜群(レンズキットで430ポンド)。
  • 悪い点:フラッシュが内蔵されていない、メニュー(上級者モード)が分かりにくい、ポップアップメニューが遅い、スクロールホイールが小さい、グリップがない(オプションでも用意されない)、モードダイヤル・ズームボタンが無い。

 

オリンパスのm4/3機で最小・最軽量のカメラですが、AFやレスポンスは上位モデル並みで、連写など一部の機能では上位モデル(E-P3)をしのいでいる部分もあり、見かけ以上の高性能機という印象です。

この大きさで、ボディ内手ブレ補正が採用されているのは実に魅力的ですね。ここ最近、ミラーレスのライバルが一気に増えていますが、E-PM1がどこまで健闘するか注目したいところです。