- 9月21日にニコンはレンズ交換式ミラーレスカメラを発表するだろう。北米での発表は、火曜日の深夜になるはずだ。今週は、(ミラーレス以外の)他のいかなる製品の発表も期待してはいない。ミラーレス機のスペックについて、いくつかの追加情報があり、それによるとこのカメラは静止画を60コマ/秒で撮影可能で、また、VGAの動画は400fpsで録画することができる。
・More Nikon mirrorless movie specs
- 以下は、間もなく登場するニコンのミラーレス機に関するいくつかより詳細なスペック。
- 露出は撮像センサーによるTTL。
- 測光モードは、多分割測光、中央重点測光(フレーム中央の4.5mmの円)、スポット測光(選択されたフォーカスエリアを中心とした2mmの円内)。
- 動画のフレームレートとサイズは、HD動画が1920x1080/60i、1920x1080/30p、1280x720/60p。スローモーションムービーが640x240/400fps、320x120/1200fps。スチルイメージムービーが1072x720/60p、スナップショットモードが1920x1080/60p。
- 動画のフォーマットはMOV、圧縮はH.264/MPEG-4、オーディオ(ME-1が使えるだろう)はAAC。
間もなく発表されると言われているニコンのミラーレス機ですが、直前になっていくつかの追加情報が出てきました。この記事だけでは機能の違いがあまりよくわかりませんが、ニコンのミラーレス機は、非常に多彩な動画モードを持っているようですね。400fpsや1200fpsのモードは、カシオのEXILIM PROに搭載されていた高速度撮影のような機能でしょうか。
Gkz
パナソニック、ソニーと同じく
カメラは動画重視になってきてますねー
2P
とうとうEX-F1を超えるハイスピードムービーが出てきましたか…
EX-F1を愛用してたので、これを超える機種が出てきたら乗り換えようと思ってましたが、よもやシステムカメラとは想像してませんでした
発表楽しみですね
smileblog
1200fpsって凄い、、
以前どこかでシャボン玉が割れる瞬間のスパースロー映像を見ましたが、それが確か1000fps程度だったと思うので、あの映像をデジカメで簡単に?撮影できるのは楽しいですね。
小さいセンサー(望遠が効く)と相まって、スポーツ撮影の幅が広がりそうですね(^^
てんとう虫
これからの、写真は
動画から気に入った、データを、半切、全紙位に
プリント出来るように、
なるんでしょうね。
嬉しい悩み
撮像素子はCCDという噂だったと思うのですが、それでこんな高速度撮影が可能なのでしょうか。
水ニコ派
GO-PROのように使えるカメラと言うのは、こっちの事だったのでしょうか?
久しぶりに純正ハウジングとかも出るかもね。
ルーモア
システム的に動画切り出しのカメラって事でしょうか?
詳しい人、教えて下さい(笑)
mp
静止画関係の機能が充実しているPENTAX Qとは対照的に動画関係の機能を充実させているようですね。
読み出し速度を考えると、CCDではなくCMOSのように思われます。
EDX
動画と静止画の境目が薄れ、また1インチ素子は
コンパクトデジカメと一眼の境目に位置する存在
ニコンもなかなか面白い挑戦をしてきたものです
too early,too late
来たか!デジタル・ボレックス!
自家発電用のクランプも付けてください。
ヒロ
人間の目は動画で世界を見てるので、むしろ静止画の方が例外的なのかもしれないですね。写真技術の黎明期に、動画を取る仕組みが開発されていれば(当然不可能ですが)、そちらが主流になった可能性が高いですね。
一眼レフの売り物のひつつである、ボケの大きな写真も、生物の目であれば致命的な欠点なので、現在のカメラは実はかなり特殊な映像表現の機械なのかも。
鳥
この噂が事実であるなら、この高速性能でセンサーの素性が見えてきますね。
これだけの速度ならソニーの超並列ADコンバータを搭載したC-MOS、ソニーのブランド名でエクスモアと呼ばれる系統の技術を使ったC-MOSであることは確定したといえるでしょう。クロップモードによる超高速撮影モードのフレームレートからしても、他に該当センサーは無さそうに思えます。
このソニーセンサーのクロップ高速撮影モードはカシオ以外ではほとんど使われてませんでしたが(当のソニーも使ってない)ニコンも活用することにきめたようですね。せっかくセンサーに載せてある機能ですから、眠らせておかずに出来る限り使って貰いたいですね。
あとは裏面照射か否か、ですね。あまり大きくないセンサーですから、対APS-Cのビハインドを考えると裏面照射のほうが良いように思えますが、今のところソニーの裏面照射で、1/2.3よりも大きいセンサーは市場に出ていません。さて製造が可能なのか・・
CTe
興味深いスペックですが、今後動画がメインとなり写真は動画からの切抜きという方向性になるなら残念ですね。撮り手側の楽しみの質が確実に変化してしまう。自分の記憶としての印象の程度も変わるでしょう。ロマンが薄まる感じです。芸術的な側面や写真文化のためにもスチルカメラとボケは是非後世まで残しておいてもらいたいですね。人間の見た目に忠実に合わせた進化が妥当だとは思えません。カメラの使命は記録用途だけではない筈ですから。
x
フィルムで映画を撮っていた経験から言うと、動画が自然に見えるシャッタースピードとスティルに求められるシャッタースピードは全く違う事が多いので、その辺りが解決しないと動画から切り出す静止画は難しいでしょうね。
2P
>フィルムで映画を撮っていた経験から言うと、動画が自然に見えるシャッタースピードとスティルに求められるシャッタースピードは全く違う事が多いので、
映画のように24コマだとそうかもしれませんが、60コマが基本になってくるとまた話が違うのかもしれません
一般的なスナップならばSS1/60で困ることはそれほど無いと思いますし
のの
>鳥さん
VGA400fpsというとすごそうに聞こえますが、データレートからすると1080P30より遅いくらいなので、MOS-Typeセンサとしては決して速くはないですね。ソニーでなくても作れるのではないでしょうか?水平1ライン画素を同時変換するカラムADCも一般的な技術ですし...
640pix X 240pix X 400fps = 61.44Mpix/Sec.
1920pix X 1080pix X 30fps = 62.208Mpix/Sec.
うわさの、アプティナのCMOSのような気がします。
静止画重視のCCD機と、動画重視のCMOS機のセンサタイプの異なる2機種だとおもしろいですが...
これはないですね。
鳥
>ののさん
フルHDの60Pで出力できるセンサーは東芝やオムニビジョンにも存在しますが、高速フレームレートは出力帯域だけで可能になるものではありませんから・・
クロップや画素数で制限しているとはいえ、1000fpsという特殊で超高速のフレームレートは、イメージセンサーそのものに「専用モード」が無いと絶対に不可能です。
デジタルカメラ用で1000fpsともなると、ニッチですから、あまりこのフレームレートを可能にしているセンサーはそうそうありません(出来る、出来ない、ではなく、求められてない・・^^;)
アプティナは高速連射をターゲットにしたセンサーが得意なメーカーで、かつ、ニコンがセンサーの調達先として選んだというニュースもありミラーレスにも関係してくる可能性が小さくないのは確かですが、1000fpsを超えるモードを持ったセンサーは寡聞にして聞きません。(私が知らないだけかも知れませんが)
ですが、ソニーのC-MOSではクロップと小画素数で1000fpsを可能にする、特殊なモードが搭載されており、カシオのハイスピードエクシリムでは代々それを使った高速モードを採用しています。
むろん、オプティナ製のセンサーでも、こういった機能は十分可能かも知れません。
しかし、デジタルカメラにはこういう超高速連射モードは必須ではありませんから、わざわざ「ニコンがセンサーメーカーに要望して付けてもらったオプションモード」とは到底思えません。
となると「たまたま最初からそのモードがついているセンサー」を選んだ、と推測するほうが妥当ではないでしょうか?
となると、現状、注文せずとも、そのモードを搭載しているC-MOSはソニー製である疑いが濃厚だと思ったわけです
鳥
なるほど、ののさんもおっしゃっていましたが、ピクセルパーアウトプットがキレイにそろうというわけですね。
46080000 = 320×120×1200
61440000 = 640×240× 400
55296000 = 1280×720×60
62208000 = 1920×1080×30
これは確かに無視できない特性ですね。60Gpix/sあたりが上限となっていて、ほぼ近い帯域に分布していますね。
現在のハイスピードエクシリムでは、列並列A/D変換特有の「縦方向ピクセルを間引いて高速fpsにするクセ」は、初代のEX-F1ほど強く出ておらず、アスペクト比をある程度保った複数のフレームレートがありますが、それでも、これほどキレイにスループットが同範囲にまとまってはいません。となると外部AD変換である可能性は、たしかに強いかも知れません。
ただ「じゃあアプティナ製だ」と即座に確信を持てない点が二つあります。
まず、このニコンミラーレスでも640×240というアスペクト比がいびつな「縦方向を間引いたモード」があるのが引っかかる点としてひとつ。次にアプティナ製で1000fpsを超える高速モードを持ったセンサーが現在市場に見あたらない点です。
アプティナ製センサーの情報が少ないため判断材料が多くないのが残念ですね。
余談ですが、列並列A/D変換は、カシオのEX-F1だけでなく、現在の一眼用Exmorの全てで受け継がれています。
鳥
> ニコンは自社向けにカスタマイズしたセンサーは、余程のことがない限り、製造元に公表を許可しません。
ニコン専用に依頼製造したセンサーそのものがアプティナ側で公表されないのは当然ですから、そうではなく「同様の機能を持つアプティナセンサーの製品やデモなどが見あたらない」ことが少し引っかかる、ということです。自社技術を喧伝したい企業はあっても、秘匿したがるとは思えません。
通常、自社技術は広くアピールしたいため、可能な技術があれば一般ラインナップの製品にも使い、サンプルなどでデモンストレーションなども行います。ニコンの完全子会社だったり軍需産業でもない限り、ニコン専用にしたり技術そのものを秘匿するとは考えにくいです。
実際、アプティナは「これだけの微細化を成功した」「こういったセンサーを量産できるようになった」という自社の技術的成果をこれまで株主向けに逐一公表しており、250や500fpsのセンサーも公表しています。しかし1200fpsのものは見あたらない、それだけのことです。
むろん、まだ実用化したばかりの最新の技術、と言う可能性はあります。それにすでに500fpsまでをすでに実用化していますから、1200fpsが手の届かないほどとも思えません。ですから「ひっかかる」という程度の言い回しをしたわけです。おわかりでしょうか?
ただ、すでにアプティナ製のC-MOSセンサーでは、ソニー同様にADコンバーターをセンサー上に搭載するタイプが標準になっているようで、外部AD/Cのためにスループットが一定になる、と言う推論は当てはまらないようで、ニコン1のセンサーがどこの製品であるのかを(アプティナ製であるか否かを含め)裏付けられる資料は、現状ではほとんど無いように思えます。