キヤノンPowerShot S100のDxOMarkのスコアが掲載

DxOMarkに、キヤノンPowerShot S100のセンサーベンチマークのスコアとレビューが掲載されています。

Canon PowerShot S100: Test and review

 

 S100   S95   G12   P7100   LX5   XZ-1 
Overall Score
(RAWによる
センサーの総合点)
50  47 47 41 41 34
Color Depth
(色の再現域と分離)
20.7 20.4 20.4 19.4 19.6 18.8
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
11.6 11.3 11.2 10.7 10.8 10.4
Low-Light ISO
(DxOの基準で許容できる
最高のISO感度)
153 153 161 165 132 117

 

  • キヤノンのPowerShot S100は、3MP(※2MPの間違い?)高画素化されているにもかかわらず、コンパクトカメラとしてはまずまずの高感度性能を実現している。
  • キヤノンの旧型機(G10、G11、S95)と比べると、S100の高感度性能は弱くはなく、色再現やダイナミックレンジで多少優れている。S100は高画素化しながら、旧機種と同等のクオリティを実現している。
  • ニコンのP7100との比較では、特に良好な色再現とダイナミックレンジのおかげで、S100が勝者となっている。しかし、レンズ交換式のNikon 1との比較では、Nikon 1の勝ち。
  • 結論としてはS100は最高のカメラではないにしろ、ハイエンドコンパクトの中でベストのカメラだ。

 

S100のDxOMarkのスコアは総合点で50点に達していて、1/1.7インチクラスのハイエンドコンパクトの中ではトップになっています。このスコアを見るかぎりでは、キヤノンの新開発の12MP CMOSセンサーはなかなか素性がよさそうです。

ただ、高感度のスコアは、S95に採用されているソニー製10MP CCDセンサーと変わっていないので、S100が実写テストで高感度に強くなっているのは、DIGIC5によるノイズリダクションが優秀なためかもしれませんね。