パナソニックがゴーストを後処理で自動補正する特許を出願中

エンジニアの嗜みで、パナソニックのゴーストを演算処理によって自動補正する特許が紹介されています。

・Panasonic ゴーストを演算によって自動補正する特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • パナソニックがゴーストの位置を演算によって求め、ゴーストの補正を行う特許を出願中。撮像レンズのレンズ系と反射する光学面等の撮影条件が分かれば良いので、過去に撮影した写真も補正出来るようになるかもしれない。
  • 光源の位置、距離、輝度によって、ゴーストの位置と輝度を演算する。反射面の情報を登録しておく。ゴーストの位置を把握することで、ゴースト除去の画処理を行う。
  • 位置の算出は、レンズの設計で使われる計算と似たような手法。計算速度を優先して計算精度を落としたら本末転倒なので、先ずは(画像処理エンジンではなく)RAW現像ソフトの機能の一つに搭載といったところだろう。
  • 本特許のデメリットはレンズの画角外の光源に対応出来ないこと。

 

色収差や歪曲の補正などとと同様に、将来はゴーストの補正も電子的に行われるようになるんでしょうか。ただ、光源が太陽の場合は比較的計算がしやすいかもしれませんが、人工光源の場合が距離や数などがまちまちなので、ゴーストの計算をするのはかなり大変かもしれませんね。