キヤノンが屈折率分布レンズを使用した3本の望遠レンズを特許を出願中

エンジニアの嗜みで、新素材を使ったキヤノンの400mm F4、200mm F5.6、300mm F4の特許が紹介されています。

・Canon 200mm F5.6 の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが400mm F4、200mm F5.6、300mm F4の特許を出願中。いずれもフルサイズ対応で、屈折率分布レンズを用いることで高性能化が図られているようだ。
  • キヤノンの特許:屈折率分布レンズを用いる
  • 過去に何度か当ブログで紹介している屈折率分布レンズを用いたレンズ系の別バージョンのようだ。
  • 200mm F5.6は用途が限られるので発売は難しいと思われるが、この位シンプルな設計の方が、新素子を検証し易かったのかもしれない。

 

以前、ラジアル型屈折率分布素子を使った300mm F4の特許が紹介されていましたが、この特許の他にも、この新素材を使ったいくつかの特許が出願されているようですね。

どの程度実用化に近付いているのかは分かりませんが、屈折率分布レンズを使うと光学設計の自由度が大きく増すようなので、より小型軽量でより高性能なレンズの登場が期待できそうです。

キヤノンはフレアを軽減した新世代のDO レンズの特許も出願していたので、将来の望遠レンズでは光学系に多くの新技術が投入されるかもしれませんね。