オリンパスE-M5はパナソニックGX1に高感度ノイズで1/2段~1段分リードしている

CAMERA LABSに、オリンパスE-M5とパナソニックGX1のRAWによる感度別の画質の比較テストが掲載されています。

Olympus E-M5 vs Panasonic GX1 / G3 noise (RAW)

  • テストには同じLeica 25mm F1.4を使用し、絞りをF4にセットした。RAWファイルはAdobe Camera RAWで同じ条件(シャープネス70/0.5/36/10、輝度・色ノイズリダクションゼロ、ホワイトバランス4300K、アドビスタンダードプロファイル)で現像した。
  • 最低感度(GX1はISO160、E-M5はISO200)ではどちらもディテールがとても豊富で、解像力に差はない。背景をよく見ると、GX1にはわずかな色ノイズがあることに気付くかもしれないが、これは心配はなく、最低限のノイズリダクションで容易に消すことができる。しかし、このノイズはE-M5には見られない。
  • ISO400でも両機ともまだディテールは豊富だが、背景部分のノイズが若干増えている。ここでは両機に色ノイズが見られるが、GX1には斑点状のノイズが多少見られ、植木鉢の輝度ノイズもより目立つ。
  • ISO800でも同じ傾向で、GX1が暗部の色ノイズが若干多く、輝度ノイズも多い。しかし両機ともまだ、しっかりとしたディテールを維持している。ISO1600ではディテールがいくらかノイズに覆われてしまうが、ISO800と同じような傾向。
  • ISO3200ではノイズレベルが新たな段階に入るが、E-M5が少しリードしており、ここから最高感度まで同様の結果だ。
  • RAWによる比較では、E-M5はGX1に、半段~1段の差で明らかにリードしている。E-M5はこれまでのm4/3機で最も優れた画質で素晴らしい結果だ。

 

サンプルでは、低感度はそれほど差は感じられませんが、高感度になるとE-M5とGX1でノイズに1段分くらいの差があるように見えます。やはりE-M5のセンサーは、パナソニックの16MPセンサーよりもかなり高感度に強くなっているようですね。このセンサーは、今後のオリンパスのm4/3機の強力な武器になりそうです。