パナソニックLumix G X Vario 12-35mm F2.8 OISはズーム全域で一貫して非常にシャープ

SLR Gear に、パナソニックLumix G X Vario 12-35mm F2.8 OISのレビューが掲載されています。

Panasonic 12-35mm f/2.8 ASPH POWER OIS LUMIX G X VARIO (Tested)

  • テストしたのはプリプロダクションバージョンなので、製品版とは異なっているかもしれない。鏡筒は若干赤みがかっているが、製品版では黒になると聞いている。
  • このレンズはズーム全域で一貫して非常にシャープだ。絞り開放では四隅がわずかに甘いものの、非常にシャープで、F4に絞ると隅々までシャープになる。F4でこのレンズは最高の解像力で、F5.6-F11では極めてシャープなままではあるが、わずかに解像力が落ちる。
  • 色収差はよく補正されている。広角端でハイコントラストな部分にわずかに色ズレが見られるが、四隅のみで、また、他の焦点距離では目立たない。
  • 周辺光量落ちが最も目立つのは12mm 開放のときで、四隅は1/2EV暗くなる。それ以外の条件では、周辺光量落ちは目立たない。
  • 歪曲は12mmでは気付かない程度のタル型で、18-25mmでは歪曲は全く無い。25-35mmでは糸巻き型の歪曲がいくらか目立つが、それほど顕著ではない。
  • AFはとても静かで非常に速い。フィルター取付枠は回転しないので、偏光フィルターの使用は容易。インナーフォーカスなのでピント合わせでレンズは伸びないが、ズーミングではいくらか伸びる。ズームリングはスムーズに回転し、自重落下の問題もない。
  • このレンズは全体的に素晴らしい性能で、加えて手ブレ補正と防塵防滴が自慢だ。GX1ユーザーのアップグレード用として魅力的。

 

このレンズは、ePHOTOzineの解像力テストでは周辺部が若干甘い印象でしたが、この記事のBlur Indexを見る限りでは、甘いのは隅のわずかな部分だけで、全体の解像力はかなり優秀という印象です。F4まで絞ると周辺部まで均一になり、素晴らしい解像力ですね。

あと、周辺光量落ちや歪曲は補正後の値だと思いますが、いずれも良好な数値で問題はなさそうです。