キヤノンがDOレンズ(回折光学素子)を採用した600mm F5.6と800mm F5.6の特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンの600mm F5.6 DOと800mm F5.6 DOの特許が紹介されています。

・Canon 600mm F5.6 DO の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが回折光学素子(DOE)を使った600mm F5.6と800mm F5.6の特許を出願中。DOEの配置を工夫することで、DOEの欠点だったフレアやゴーストの発生を低減したようだ。DOEを使えば小型軽量且つ高性能なレンズが出来るので是非とも製品化してほしい。
  • キヤノンの特許:正 DOE 負 から成る。不要光が入射し難い位置にDOEを配置。
  • 特許の600mm F5.6はレンズ全長360.03mmなので、EOSのフランジバック44mmを引き、製品全長は316.03mm程度を見込める筈。
  • (性能は)色収差は確かによく補正されているが、キヤノンの大口径超望遠単焦点レンズとして見るなら、まだまだ性能は不十分。ISの採用も不明なので、まだ研究中なのかもしれない。

 

最近、キヤノンはとても積極的にDOレンズの特許を出願しているので、将来、DOレンズのラインナップを拡大するつもりなのかもしれませんね。

現在のDOレンズは逆光耐性が問題ですが、新世代のDOでこれらの問題が解決されればとても魅力的な選択肢になりそうです。ただ、特許のレンズの完成度はまだ低いようなので、製品化されるとしてもかなり先のことになるかもしれませんね。