キヤノンがDOレンズ(回折光学素子)を採用した600mm F5.6と800mm F5.6の特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンの600mm F5.6 DOと800mm F5.6 DOの特許が紹介されています。

・Canon 600mm F5.6 DO の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが回折光学素子(DOE)を使った600mm F5.6と800mm F5.6の特許を出願中。DOEの配置を工夫することで、DOEの欠点だったフレアやゴーストの発生を低減したようだ。DOEを使えば小型軽量且つ高性能なレンズが出来るので是非とも製品化してほしい。
  • キヤノンの特許:正 DOE 負 から成る。不要光が入射し難い位置にDOEを配置。
  • 特許の600mm F5.6はレンズ全長360.03mmなので、EOSのフランジバック44mmを引き、製品全長は316.03mm程度を見込める筈。
  • (性能は)色収差は確かによく補正されているが、キヤノンの大口径超望遠単焦点レンズとして見るなら、まだまだ性能は不十分。ISの採用も不明なので、まだ研究中なのかもしれない。

 

最近、キヤノンはとても積極的にDOレンズの特許を出願しているので、将来、DOレンズのラインナップを拡大するつもりなのかもしれませんね。

現在のDOレンズは逆光耐性が問題ですが、新世代のDOでこれらの問題が解決されればとても魅力的な選択肢になりそうです。ただ、特許のレンズの完成度はまだ低いようなので、製品化されるとしてもかなり先のことになるかもしれませんね。

2012年7月12日 | コメント(4)

コメント(4)

FD時代の800/5.6Lは6キロ近くあり、三脚など機材一式で12、13キロになっていました。 昔を知る者からすれば、現行EF800/5.6Lでも相当に軽くなったと思えるのですが、さらなる軽量化と取り回しの良さなど超望遠の世界でも技術の歩みは着実に進められているようですね。

しかし、CANON独自のDOレンズ技術であり、マネなどされそうにはないうえ完成度が低いとみなされる段階で特許申請しておく必要性はなさそうなのですが・・・。

基礎技術だからこそ特許は重要です。
昔も今も特許は知的資産、特許紛争が耐えぬからこそしっかりと権利を固めておくべきでしょう。
AppleやGoogleやサムスン等の争いを見ても然り、更には中国などの恒常的な特許侵害を考えれば当然の判断と思います。


思うのですが、DOEを使った600mm F5.6と通常レンズを使った600mm F8.0は、どちらの方が軽く/小さく出来るのでしょうか。 これだけデジタルカメラの高感度特性が良くなってしまった現在、開放F値を下げるというのも立派な小型化の方法ではないか、と。値段も安く出来るでしょうし。

MFの頃は超望遠レンズには開放F8やF11というものが幾つもあったのに、AFになってから5.6に縛られてしまっています。F8でもAF出来るようにして小さいレンズを享受するというのはイカンのですかねえ。

まだ特許を出願して公開された段階なので、
まだまだ特許と認められるには時間がかかりそうですね。

こういう周辺特許に関して最近とみに審査が厳しいようですが
光学メーカーの雄としてがんばってもらいたいですね。


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このページは、2012年7月12日 に公開されたブログ記事です。

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