キヤノンEF24mm F2.8 IS とEF28mm F2.8 ISはシャープで素晴らしいレンズだが価格が高すぎる

lensrentasl に、キヤノンEF24mm F2.8 IS とEF28mm F2.8 IS のレビューが掲載されています。

The "Other" Canon Primes ― Why Did They Do That?

  • 鏡筒は表面を荒くした仕上げでしっかりとしており、素晴らしいクオリティだ。絞り羽根は円形に近い。
  • AFは極めて速くとても正確。作動音はまずまず静かだ。ISはとても良好に機能し、1/4秒で極めてシャープな画像が得られた。
  • MTF50のテストは12フィートの距離で撮影したもので、近接域や無限遠ではいくらか異なる結果になることもあり得る。結果は8本のレンズをテストした平均値で、レンズの個体差は極めて小さかった。
 レンズ   絞り値   中央   平均 
 EF24mm F2.8 IS  F2.8 865 725
 EF28mm F2.8 IS  F2.8 915 775
 EF24mm F2.8  F2.8 805 660
 EF28mm F1.8  F2.8 865 695
 EF24mm F1.4L II  F1.4 625 545
 EF24mm F1.4L II  F2.8 930 780
 EF24-70mm F2.8L  F2.8 745 605

 

  • MTF50の値にはアッと驚くようなところはないが、新しいレンズは2本とも良好な結果だ。24mm ISは28mm ISほどよい結果ではなく、MTFで50の差はプリント上で違いが分かる値だ。多くの新設計のレンズと同様に、この2本の新型レンズの強みは周辺部で、周辺と四隅は古いレンズよりも良好だ。
  • 絞った時の解像力では、24mm F2.8 ISはF4からF5.6に絞った際に著しく解像力を増す。一方で、28mm F2.8 ISはF5.6まで絞っても若干の改善が見られるだけだ。
  • 歪曲は24mm F2.8 ISが2.1%、28mm F2.8 ISが1.55%で、酷い値ではないが旧型よりも大きな値になっている。
  •  結論としては、両方ともシャープで素晴らしいレンズで、24-70mm F2.8(I 型)よりも間違いなくシャープで旧型の24mm・28mmよりも良好だが、とは言え価格が跳ね上がっていることを考えると、レンズの買い替えは悩ましい。

 

光学性能は最新のレンズだけあって旧型よりもかなりよくなっているようですね。表の数値だけ見ると24mm F2.8 ISよりも28mm F2.8 ISの方が良さそうですが、絞った時の解像力では24mm F2.8 ISの方が上回っているようです。

光学性能の改善に加えてISも付いているので、旧型に比べてかなり魅力的なレンズになってはいますが、記事で指摘されているように、並単にしては価格が少々高いかもしれませんね。