オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED75mm F1.8は非常に解像力の高いレンズ

DSLRMagazineに、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8のレビューが掲載されています。

M Zuiko Digital 75 mm f/1,8 ED MSC -- La Prueba

  • このレンズの解像力は非常に高い。解像力のピークはF5.6で、中央から四隅までとても均一だ。そして、絞り開放でも解像力はほとんど落ちない。
  • 問題となるような非点収差は見られない。
  • 色収差は、JPEGだけでなく(無補正の)RAWでも見られない。
  • レンズのセンタリングは完璧(偏芯が見られない)で、四隅まで本来の性能が出ている。
  • 周辺光量落ちは開放で14%を下回る素晴らしい値だ。このレンズは大口径にもかかわらず、周辺光量落ちはほとんど見られない。
  • 歪曲はわずかなタル型の兆候が見られるのみだ。これは無補正のRAWの結果であることを強調しておきたい。
  • 絞り羽根は9枚で、F2からほとんどF22までほぼ円形を保っており、素晴らしい設計だ。
  • AF速度は市場で最高速というメーカーの主張を裏切らないものだ。AFは静かで、前ピン後ピンの問題もなく正確だ。
  • ボケ味は、最適に補正された色収差と円形絞りのコンビによって極上のものだ。
  • MFはフォーカスリングが非常にスムーズで、正確にピント合わせができる。
  • フードが付属していないのはとても残念で、専用の美しい金属製フードはとても高価なアクセサリーだ。オリンパスは考えなおすべき。

 

解像力テストでは開放からピークに近い性能が出ていて、解像力に関しては実に優秀なレンズですね。また、色収差や歪曲は無補正の状態でもほとんど見られず、ボケ味もとても良好なので、光学性能に関しては全く問題はなさそうです。フードが別売りでかなり高価なことが、唯一気になる点でしょうか。