ペンタックスが絞り値にかかわらず円形になる円形絞りの特許を出願中

エンジニアの嗜みで、ペンタックスの複数の絞りを使ってどのような絞り値でも円形になる円形絞りの特許が紹介されています。

・Pentax 円形絞りの特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • ペンタックスがどの絞り値でも円形になる絞り装置の特許を出願中。 今までの円形絞りは開放が少し絞ったところが円形だったが、ペンタックスの特許があれば絞り値を気にせずに円形のBokehを得ることが可能だ。
  • ペンタックスの特許: 縁の形状が異なる絞りの組を複数備える。絞り値に応じて、最適な組を使う。どの絞り値でも円形に近い。
  • 円形絞りの欠点は、常に円形になるわけではないこと。ペンタックスの特許は少々強引で、開放から少し絞って円形になる絞りの組と、開放から十分に絞り込んで円形になる絞りの組の、複数の組を内蔵したというもの。
  • ペンタックスの特許は、部品代は2倍になって使用頻度の少ない絞り域で円形を得られるだけ。コストが大きい割に得られる成果が少ない。

 

複数の絞りを使って、どの絞り値でも絞りの形を完全な円形にするというのは面白いアイデアですね。 ただ、絞りの構造が複雑になってコストがかさんでしまいそうです。とは言え、スターレンズのポートレートレンズなどに採用すれば、他社のレンズと差別化できるのでメリットがあるかもしれませんね。