ニコンが複数のレンズをシフトさせる新世代の手ブレ補正の特許を出願中

エンジニアの嗜みで、ニコンの新しい手ブレ補正システムを搭載した100-230mm f/4.7、18-55mm f/3.5-5.6、18-200mm f/3.5-6.7の3本の交換レンズの特許が紹介されています。

・Nikon 18-55mm F3.5-5.6 の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • ニコンが次世代の手振れ補正を搭載した100-230mm F4.7、18-55mm F3.5-5.6、18-200mm F3.5-6.7の特許を出願中。 ズーム域に応じて異なるレンズユニットをシフトさせることで、手振れ補正の高性能化を図ったもの。
  • ニコンの特許: 焦点距離に応じて異なるレンズユニットをシフトさせる。望遠側のシフト量を抑える。広角側ではA、中間域ではB、望遠側ではCのレンズユニットをシフトさせる(18-55mmはABのみ)。
  • ニコンの特許は焦点距離に応じて異なるレンズユニットをシフトさせるというもの。 これにより望遠側のシフト量を抑えることが出来れば、 ユニットを小口径化することで鏡筒も小型化したり、補正までの高速化を見込めそう。ユニットの大きさをそのままにすれば望遠側で大きなシフト量を確保出来るので、アクティブモードの効果や補正段数の向上を期待出来そう。
  • 欠点はユニットの構造が複雑化するので、価格が上昇してしまうこと。

 

複数の手ブレ補正ユニットを搭載して、焦点距離によって最適な手ブレ補正ユニットを使用するというのは興味深いアイディアですね。

補正段数の向上だけでなく、鏡筒の小型化もできるということなので、是非とも製品化して欲しいところです。ただ、手ブレ補正ユニットを3つも搭載したら、価格がかなり高くなってしまうかもしれませんね。