キヤノンが28-300mm F3.5-5.6と28-135mm F4-5.6の特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンの28-300mm F3.5-5.6と28-135mm F4-5.6、10-120mm F1.8-2の特許が紹介されています。

・Canon 28-300mm F3.5-5.6 の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが28-300mm F3.5-5.6と28-135mm F4-5.6、10-120mm F1.8-2の特許を出願中。 単焦点に匹敵する性能がコンセプトの高倍率ズームレンズと見られ、肥大化した光学系を有している。 EF28-300mm F3.5-5.6L IS USMはII型へのモデルチェンジが近いのかもしれない。
  • 10-120mmは、キヤノンの1インチ対応レンズ。特許図版に書かれているガラスはRGB分解用のプリズムと見られるので、レンズ固定式のビデオカメラだろう。
  • 28-300mmは開発を始めたばかりと見られ、色収差以外の収差がかなり悪いようだ。
  • 28-300mmの製品全長は165.34mmを見積もれるが、実際は鏡筒のフィルタ枠等の厚みも加算しないといけないので、現行品184mmと殆ど変わらない長さになるだろう。大きく変わるのは径の方で、フィルターφ105mm径くらいだろうか。
  • 28-135mmは諸々の性能が単焦点と同等かそれ以上に良い。但し長さ、太さともに28-300mmを上回っており、200mm F2を少し短くしたような製品になりそう。 現実的な用途はCinema EOSしか思いつかない。

 

キヤノンのEF28-300mm F3.5-5.6L IS は発売から既に8年経っているので、そろそろ後継機が出てきても不思議はなさそうです。とは言え、まだ開発の初期段階のようなので、製品化にはもう少し時間がかかるかもしれませんね。

あと、特許の28-135mmはスペックから見てEF28-135mm ISの後継機ではなさそうで、Cinema EOS用のレンズなのかもしれません。