dpreviewに、富士フイルムのXFレンズのフルサイズへの対応と、X-Pro1の光学ファインダーのズームレンズへの対応に関する話が掲載されています。
・Fujifilm shows-off zoom lens on X-Pro1 and denies XF lenses allow full frame
- 富士フイルムのXFレンズがフルサイズXマウントカメラに対応しているという話を静めるような示唆があった。富士フイルムの製品プラニング部門のオペレーションマネージャーであるカワハラヒロシ氏が「XFレンズはフルサイズセンサーで使用することができない」と述べている。
- 当初、X-Pro-1のハイブリッドファインダーがズームレンズで使えるかどうか、または、EVFモードでの使用に制限されるのか明確でなかった。しかし、光学ファインダーでズームレンズの使用が可能なだけではなく、その実装方法がとてもエレガントだという良いニュースが入った。
- X-Pro1でレンズをズームすると、光学ファインダー上のフレームはスムーズにサイズを変え、新しい画角を示す。広角側にズームして光学ファインダーの範囲よりも広くなると、四隅に警告の矢印が出て、フレーム全体が見えていないことを強調する。
先日のAmateur Photographerのインタビューで、フルサイズ機に関する発言をしていた富士フイルムのカワハラ氏が、今度はdpreviewでXFレンズのフルサイズセンサーへの対応を否定する発言をしています。同じ方の発言ですが、内容が異なっているのは謎ですね。
あと、X-Pro1のOVFのズームレンズへの対応に関してですが、ズームに連動してフレームが動くという形で問題なく使用できるようです。元記事にこの様子を撮影した動画があるので、興味のある方は参照して見てください。
Ahonymaus
そもそも既存のミラーレス規格を無理やりフルサイズに対応させる必要性が感じられません。
フルサイズミラーレス自体、本当に必要としてる人は極僅かなのに…。
ぱんた
MTFも15本45本でチェックしていますし
35mmF1.4のあの値段はフルサイズでは実現できないかと思います。
*APS-Cに特化したレンズだからこその値段
Xマウント自体がフルサイズに対応できないという話では
ないように思えますが、対応・不対応が混ざらないように
フル用は別途マウントという事も考えられますかね。
別にXマウントでAPS-C専用はEVFのトリミングで
表示すれば良いじゃないかとは思いますが。。。
やまchan
APS-Cは、あくまでも過渡期の暫定規格だと思うので、近い将来はフルサイズになっていくとは思います。
NN
フィルム時代からのマウントはそもそもフルサイズを想定したマウントなので、レンズ資産からもフルサイズにする意味があり、APS-Cが過渡的なものと言う意味も分かります。
が、APS-C時代に生まれた現在のミラーレスマウントにフルサイズを載せると言うのは、旧来からのマウントとは状況が全く別物だと思います。個人的にはあまり必要性を感じません。
ヘリコイド
カワハラ氏は、前回はフルサイズへの発展性を肯定し、今回は現行レンズのフルサイズ対応を否定。上のほうから圧力がかかったんでしょうね、まずは今売っているカメラとレンズを買ってもらわないといけませんから、フルサイズ待望=買い控えに水を差した格好ですね。
FF
フジが開発している有機CMOSセンサーは入射角の問題を解決できるという話だから、フルサイズはそれが実用化されてからにすればいいんじゃないか。
DaB
フルサイズっていうから何やらそれが100%のスペックで、他のサイズがスペック落ちであるかのような見られ方するわけですが、
フィルムの35mmの趣旨というのは、そもそも手持ちで気軽に振り回せるくらいに小さい、ということですから、
現代の「フルサイズ」はAPS-Cかなという気がしています。
もちろん、センサーの入射角問題が改善すれば、また状況もかわりましょうが、
その時は堂々とフルサイズ前提のシステムを出してもらえれば。
RAVEN
ニコンはD2シリーズを発表した時、
「これでもフルサイズが必要ですか?」
みたいなことを言ってました。
「現行機こそ最良の1台」というのがメーカーの基本的なスタンスでしょうね。
ナカヒロ
>手持ちで気軽に振り回せるくらいに小さい
今はライカS2とかあるのだし、もっと大きなセンサーでもいいんじゃないかなぁ
値段がぜんぜん手軽じゃないけど
パナとか富士とか36x24にそこまでこだわる必要ないんだし
PPG
APS-Cが過渡的なものと決めてしまうのは時期尚早と思います。フルフレームへの流れというのは確かにありますが、それは一般には浸透せずに、フィルム時代の中判のように一部のプロしか使わない規格になる可能性も否定できません。
なぜならフルフレームのAPS-Cに対する原理的な優位性は、同じ画素数で各ピクセルが大きいこと(つまり高感度特性が有利)、同じf値でDOFが浅いこと、広角側でレンズ設計に余裕があることの3点ですが、XPro1などをみると、APS-Cでもすでに実用上十分すぎる高感度特性であり、dofに関してもフルフレームf2=APS-C f1.4ですから、レンズの大きさや価格を考えるとAPS-Cのほうが合理的な選択に思えます。広角に関してはセンサーサイズに比例して描写力が上がっていくのでAPS-Cは原理的に不利ですが、その描写力の差が重要なプロは結局中判で撮っていますので、35mmは中途半端な規格とも言えます。
そもそも35mmというのは携帯性に優れた規格として作られたものであり、その原点に立ち返ってみればレンズを含めた携帯性に優れたAPS-Cが35mm規格の正統な進化形であるということもいえるのではないでしょうか。今の巨大DSLRは最初に35mmカメラが目指していた理想とは大きく違ってしまっているとも思います。
良吉
>レンズの大きさや価格を考えるとAPS-Cのほうが合理的
フォーマットが小さい場合、画素数が上がるとレンズに負担が掛かりますね。画素数が同じなら、画素個々の大きさは物理的に小さくなるのでレンズも高解像力が要求されるようになります。
フィルム時代でも120より135のレンズの方がミリ当たりの解像力が大きいですね。まぁ、レンズの解像力が画素の解像度より低いと、ベイヤーでもローパスフィルターが不要というオマケがありますけど。
4/3
PPGさん
>広角側でレンズ設計に余裕がある
これは違うのではないでしょうか?周辺画質の面では小さなセンサーが有利で35mは巨大なレンズが必要なはずです。
カール・ツァィスなんかも明確に広角側が不利と言及しているはずです。
hdn
いやほんと、フルサイズはデジタルでは特にボディサイズが大きくなったわけだし、レンズも合わせて大きくなりがちですよね。
今の時代、APS-Cで充分過ぎですよ。
フルなんて、メーカーが商品高く売りたいだけなんじゃないかと考えてしまうことがあります。
ぱんてのーる
>hdnさん
>フルなんて、メーカーが商品高く売りたいだけなんじゃないかと考えてしまうことがあります。
仰る通りでしょう。だからこそフルサイズ化への流れは止まらない。
より多画素、より高感度、より早い連射、より広いダイナミックレンジ、つねに上を目指さないと商品は売れません。
その性能が実質的に必要か否かとは別次元で進化していきます。
これら高性能のためのよりおおきなセンサーならば、まだ話は納得なのですが、実際はフルサイズ化のためのフルサイズでしょう。
まあ、今のところは性能向上の範囲が恩恵を受けられるレベルなので、進化してくれれて安価になってくれればユーザーとしては嬉しい限りですが。
PPG
良吉さん、その通りだと思います。解像度に関しては、センサーだけでなくレンズやミラーショック、回析など、視野を広げて考えないといけないですね。
4/3さん、シャープネスに関しては広角は小さいセンサーが有利と思います。ただ、硬くなりすぎない自然で立体的な描写を求める場合、たとえ35mmのライカやツアイスをもってしても中判の広角レンズにはかなわないのではないでしょうか。
おもろそうし
銀塩システムでは35mm=フルサイズが当たり前だった。
もしもAPS-Cと値段が同じなら、ハイエンドは
フルサイズになってもおかしくないのでは?
ただし、今さら昔の一眼を押し入れから出してみると
その大きさに唖然とする。
また、35mmコンパクトさえ、今のコンデジに比べると
大きい!
後戻りはできないかも知れない。
tom
数年後には
「わぁーAPS-Cかぁ、懐かしいなー」
なんて日が来るんでしょうかねぇ?
そんなこと考えるとXE-1の予約を躊躇してしまう私…。
baku
デジタルになって単純に何でもありになっているだけで、
フルサイズやAPS-Cとかメーカーはどうでも良いんでしょうね
コンデジなんてフィルムに無いサイズですし、ただカメラの歴史的に受け入れられやすいから35mm=フルサイズって呼び方なんでしょう
フルサイズっていうなら大手札判のことを指すような気もしますしね、
まぁこれは行き過ぎでも受光素子に光が当たる余裕ができるので同じ画素数なら有利って、言われていますが、
値段の高さはセンサーサイズが大きいために歩留まりが悪いのとサイズが大きいために配線等の複雑差から値段が高いだけで、性能=値段ではないという認識が必要だと思います。
かく言う私はフジのX-PRO1がフルサイズじゃ無かったのを、かなりがっかりしたクチですが^^;
コンタックスGのホロゴンをマウントアダプターつけてそのままの画角で使えるデジタルカメラを作って欲しいです・・・