ソニーα99は素晴らしい画質で機能も十分だが、伝統的な一眼レフも欲しい

LUMINOUS LANDSCAPEに、ソニーα99のインプレッションと感度別のサンプル画像が掲載されています。

Sony Alpha A99 Field Test Report

  • 高感度ノイズはISO1600までは問題はない。そこからISO6400までは、若干ノイズリダクションがかかり、ほとんどの用途で十分満足のいく画像が得られる。ISO12800と25600はノイジーだが、実用性はユーザーのニーズによる。
  • AF範囲を制限する機能があり、例えばスポーツイベントでサイドラインから撮影するときに、誰かがカメラの前を横切っても、カメラはこれを無視する。同様に、フィールドから誰もいなくなっても、離れた観客席にピントが合うことはない。この機能は見事に動作する。ソニーのこの最高に実用的な機能を祝福したい。
  • サイレントマルチコントローラー(ボディ前面にあるダイヤル)は、上記のAF範囲の制限機能と共に、もう1つの本当の革新だ。この機能は特にノイズを拾うことを心配する動画作家にアピールするだろう。
  • α99が十分な機能と、プロとハイアマの双方を満足させる画質を持った強力なカメラであることは間違いない。しかし、いくつかの成功を妨げるものがある。その1つがEVFの採用で、APS-Cなどのファインダーの小さな中級の一眼レフならハンデにならないかもしれないが、フルサイズ機では状況は異なる。1週間の撮影の間、明るい日光の元でも薄暗い森の中でもα99のEVFには不満があり、ずっとイライラしていた。
  • 重要なことはEVFとOVFの勝者を予想することではなく、α900に比肩する伝統的なプリズムとミラーの一眼レフが欲しいということだ。
  • α99は見事な画質のフルサイズ機で、高感度性能も素晴らしく、不足している機能もほとんどない。EVF・透過光ミラー機でも、多くの写真家にとってこのカメラは夢のカメラで、不足している機能はたぶんWi-Fiくらいのものだろう。

 

レビュアーはα99の画質や操作性にはとても高い評価を与えていますが、EVFに関してはあまり好みではなかったようですね。

高感度の作例ではISO1600からノイズが見えてきて、ISO6400ではかなりザラつきが目立ってくるので、高感度の強さはフルサイズ機としては普通といったところでしょうか。低感度ではツルっとした滑らかな質感の画像という印象です。