DxOMark に、キヤノンEOS Kiss X6i のセンサースコアのデータが追加されています。
・CANON EOS 650D: Strictly Status Quo
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Kiss X6i | Kiss X5 | Kiss X4 | 60D | 7D |
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Overall Score (RAWによる センサーの総合点) |
62 | 65 | 66 | 66 | 66 |
Color Depth (色の再現域と分離) |
21.7 | 22.1 | 22.1 | 22.2 | 22 |
Dynamic Range (ダイナミックレンジ) |
11.2 | 11.5 | 11.5 | 11.5 | 11.7 |
Low-Light ISO (DxOの基準で許容できる 最高のISO感度) |
722 | 793 | 784 | 813 | 854 |
- EOS 650D(Kiss X6i)の総合スコア62は、全体で93位でしかなく、正直言って期待はずれだ。 色再現の21.7は102位で旧型を下回っている。ダイナミックレンジの11.2EVは91位で、改善が見られない。高感度の722は61位でEOS 20Dと同じだ。キヤノンはJPEGの処理では著しい進歩を見せており、このレベルで結果として高感度で高画質を得ている。
これまでキヤノンの18MPセンサーは、いずれも65-66の似たようなスコアでしたが、EOS Kiss X6i では、若干ですがスコアの低下が見られますね。これはX6iの新型18MPセンサーが、像面位相差AFを採用したためでしょうか。
smileblog
それにしても、DxOMarkのスコアは安定してますね。
上記、5機種は(基本的に)同じセンサーなんでしょうね。7Dは3年前の製品ですから、「正直言って期待外れだ」ってのも多少は共感できるかな?
噂のEOS-1sはセンサーが改新されるようですし、60Dや7Dの後継機には、そのセンサー技術を期待しましょう^^
cnp
数値的には誤差程度なので写真を見てわかるかどうかは別ですが、少なくとも18MPセンサーに進化はなく、懸念された通り像面位相差AFは画質面ではマイナスみたいですね。
α99、NEX-5RはD600、NEX-5Nと比較してどうなるのか気になります。
ジャック
センサーだけで画質が決まるわけではないとはいえ、
EM5に全ての項目で負けてるのは軽くショックです。
RX100には高感度こそ勝ってるものの、ダイナミックレンジや
color depth、総合点で負けていているのもなあ。
FT
せっかく小さくないセンサーを使っておきながらマイクロフォーサーズ機(というかE-M5)にも負けているというのは……
5D Mk3も同じセンサーサイズで似たような画素数のD600に負けているし、もうちょっとがんばらないとなかなか厳しそうな感じですね。これで万が一キヤノンまで自社製をやめるなんてことになったらますますつまらなくなりますし。
ER
日進月歩のイメージセンサーの世界で新型センサーが画素数据え置きながら画質面で僅かであっても劣化が見られるというのは異例だな。あと電力消費も大きいらしい。むろんメリットもあるとしても、メリット・デメリットを測りにかけた時にどちらに振れるか。
上の書き込みにあるように、自分もソニーのデータが気になる。
ひこにゃん
DIGICが素晴らしいだけにセンサーでも頑張ってほしいですね!そろそろ新しいAPSセンサーも出るころと思います。
Robin
ああ、1Dxは素晴らしいというニュースで若干浮かれていましたが、正気に戻りました・・・。やはりキヤノンの最大の強みはDigic5+の画像処理なんですかね・・・?
RAW撮影メインの身としては、ちょっと寂しい。
ひかりのまち
ニコンが高過ぎるってことはないですかねぇ
d2
基礎的な部分の抜本的な刷新は難しいのでしょうね。パナもですけど。
大局には関係ないと思いますが、EOS Mといい、最近のキヤノンは微妙です。「出し惜しみ」で済ませて良いのかと。前にキヤノンのインタビューで「市場の動き、機種更新が早くて開発が大変」とぼやいてたのを当時は「?」と思いましたが、最近腑に落ちるようになってきました。巻き返しが欲しいところです。
CAFE IL MORINO
辛い話です。
しょぼいセンサー能力を優れた画像処理エンジンで補完するにも限度がありますし。
EFレンズを何本か持ってますので
是非キヤノンさんは奮起して頂きたい!
DoubleWings
同じセンサーを採用するEOS-Mについても同じ事がいえるのでしょうか。APS-Cに対するキヤノンの将来が不安です。
Catmania
KissX2の頃は高感度などライバルを凌駕していたのに、この三年ほどセンサーの進化が止まっている経営戦略は、あまりに利益確保偏重でしょう。
KissX2、7Dと使ってきましたが、6Dでも顕著なセンサーの進歩がなければ、真剣にニコンや m4/3等への移行を検討せざるを得ません。
APS
>キヤノンはJPEGの処理では著しい進歩を見せており、このレベルで結果として高感度で高画質を得ている。
このクラスのカメラはこれが肝心では?このサイトを見る一部のマニアとは異なり、大半のユーザーはJPEGオンリーなのでしょうし。
キヤノンはローエンドからハイエンドまで画質の傾向が似ているので、異なる機種を交えても使いやすいのはメリット。
まあ、これもマニアの戯言ですが。
minakamix
そろそろ自社製センサーだけにこだわらないで、ハイエンドユーザー向けのサプライズを用意しないと。
今更ローパス有り・無しの2系統なんて、ニコンとペンタの尻を追うような真似、ファンの方から「やめてくれ」と言っておく。
そして、ソニーと手を組むのもプライドが許さないだろう。
シグマと組んでフォビオンの1億画素とか、やって欲しい。
SD1を見る限り、シグマはフォビオンセンサーを使いこなしきっていないようだ。キヤノンなら使いこなせるのではないか。
フルサイズ派
Raw現像派です。
DxOの計測は発表のたびに討論になりますが、
キヤノンの撮影データを現像するとDxOの結果には納得しますし、
他メーカーの数値が高いのも納得出来ます。
Digic5は素晴らしい映像エンジンだとは思うのですが、
やはりrawでの進化がないのは淋しいですね
ぬこ
やっぱりSONY製には負けますねー
最近の高感度性能はDIGIC5+搭載機の巧みなNRによるんですね。
センサ製作技術も画像処理技術と共に一眼の肝だと思うので是非頑張って欲しいです。
ツァイス厨
他社との比較は置いといて、像面位相差AF対応のセンサーでは
画質が劣化するってことは間違い無さそうですね。
α99のスコアはどうなるかなぁ...
cc
DxOの信憑性云々はわかりませんが、これが正しいとすれば、
RAWでしか撮らない身としては痛いです。Canonがんばってください。
ふぁいと!
センサーに関しては、出し惜しみというより完全にソニーに置いてかれた感があるね
うらうら
ニコンというかソニー系センサとの差ですね
SLT付きのα65にも12ポイント差つけられてますし
像面位相差の開発にリソースを割きすぎた?
おぎ
うーん・・・やはり像面位相差採用の影響なんですかね。
センサースコアのみで比べると2009年6月発売のPanasonic GH1が64なので
それよりも劣るというのはちょっと寂しいです。
これだとEOS Mもやはり同じくらいのスコアになるのでしょうか?
OLYMPUSに加えてPanasonicがGH3やGX2で他社(ソニー?)センサーを採用しているとすると
これまで指摘されていたm4/3のウィークポイントであったセンサーの向上と比較されて
CanonのAPS-Cはしばらく厳しい戦いになるかもしれないですね。
ヘリコイド
ここは、伸びんがための一時的停滞だと思いたい。もしもキヤノンが株の配当を最優先して、製品の品質向上をなおざりにするような会社になったら、多くのファンが許しませんぞ。
ハートランド
残念な結果ですね。実際X6i使ってる人の意見はどうでしょうか?
1Dxや噂されるIDs(46MP)、CinemaEOS等フラグシップは頑張ってるようですが、
エントリ〜アマチュア層あたりとは力の入れようが随分違うと感じます。雲上の製品がどんなに良くても、、というのが正直な感想です。
armonias
EF70-200mm F4L ISを愛用のため、マウント変更を思いとどまっています。
いますぐソニーのセンサーを追いこせとは言いませんが、追い上げの兆しが見えないとさすがに不安です。
がんばれキヤノン!
PPG
ふむ、これだけみるとどれだけキヤノンのセンサーの進化がないか一目瞭然ですなあ。なんとかガツンと逆転ホームランを売って欲しい。
なんだかんだいっても売れてますし怠慢になってしまっているのか?。うーん、そうは思いたくないですが。
食べ過ぎ注意
RAWデータをダウンロードしてX5と比較した時、低感度から高感度まで明らかにX5の方が上だったのでまさかと思っていましたが・・・
AFユニット、レリーズラグ、連写等の刷新があり、X5からの買い替えを考えていたのですが、やめておきます。
ぱんた
キヤノンの数値はのびませんね。
5DMK2と3の違いも少ないですしDIGICで
カバーしているのでしょうか・・・
ノイズの消し方は自分は上手いと思うんですよね。
輝度ノイズと色ノイズを塗りつぶすような感じではなく消しているので・・・
α900のノイズ処理だけDIGICが欲しい(笑)
masu
このデータが本当だとすると、Canonは像面位相差AFが苦手ということでしょうか?
恐らくミラーレスも同じような値なのでしょうね。
KEN
JPEGオンリーの自分には何の問題もありません。
デジック5大歓迎です!
画質は映像素子と映像エンジンとレンズの三つの要素で決まります。
Canonには今後に期待したいと思います。
daylight
興味深いのは高感度性能ですね。
像面位相差センサーを埋め込むと、ここに一番影響が出ることが分かりました。
NEX-5N,5Rの違いも早く見てみたいですね。
自分は少なくともミラーレスには像面位相差式AFは不要で
コントラスト式を進化させるべきという考え方なのですが、
AF性能を上げるために測距点を増やしていくと、どれ程暗くなるのかに注目しています。
ロコール
DXO見てみましたが、豆粒センサーのPower Shot S100よりダイナミックレンジ低いんですね。面白いです。
norinagao2000
やっぱり、すこし落ちてますね。すぐにどうにかなるものではないので、しばらくかかるでしょう。。。
2CF2E
何もマニアを満足させることだけが商売ではない。というスタンスに感じますね。
イメージセンサも旧型の回路をなるべく流用すれば開発期間(=コスト)は少なくて済みますし、たとえRAWが悪くとも、JPEGさえ綺麗であれば、APSサイズゆえのボケが得られてエントリーユーザー大満足って図式に思えます。
ここで重要なのは、別にキヤノンが手抜きをしているのではなく、kissを使う客層の多くが、手軽で、ボケて、安いカメラを求めているという経営的判断と戦略によって作っているということでしょう。成否は売り上げですから。売れたもんが正義。
その点、センサの性能でしか計れないソニー半導体部門は必死さが違いますよね。
ugmx
センサー内に位相差AF用のピクセルが設置された以上、こういったセンサーの素性を計るだけのテストで多少数値が落ちるのは当たり前の事。
そのために画像処理エンジンが日々進歩しているのでは?
物事はもっと総合的に判断しないと数値に踊らされるだけ。
写真とは、RAWデータをそのまま鑑賞したり、現像せずにプリントアウトするものではないはずでしょう?
tokumei3
像面位相差センサーですと画質が劣化するとの書き込みがありますが、センサーによって異なるようです。
デジタルカメラマガジン10月号α99の記事によりますと、ソニー製CMOSセンサーは、像面位相差センサーの部分も色情報を持っていて画素の欠損は無いそうです。
但し、動画撮影中には像面位相差センサーが使えないようですので排他処理なのでしょうね。
通りすがりA
まあ正直な話、DxOの結果に一喜一憂してるのは一部のユーザーだけで
殆どの一般ユーザーは違いに分からないし気にしてない。
キヤノンのkissってだけで買うし満足する。
そんなもんだよ。
実際X5は売れてるし(苦笑)
Robin
商売としては、古いセンサーをできるだけ引っ張って原価率を抑えるというのは悪いことではないと思います。特にRAW現像をあまりしないユーザー向けのkissなら尚更。ファンにとっては寂しいけど。
ただ、もう少し慣れてRAW撮影から現像というプロセスをとるユーザーにはそれでは物足りないので、例えば7D2にはもっと良いセンサーを乗せるはず。何にせよ、1DXのセンサーを作る技術力はあるんですから。
もし7D2のセンサーもこのレベルなら…泣いちゃいます。
立ち寄り
DxOのテストというのが毎回のことですが、彼らのテスタの顧客(ニコン、オリンパス、ソニー)に良い数字が出すぎ??
テスタに合わせて開発しているメーカーは当然設計値をテスタにあわせるでしょうから...キヤノンは顧客リストにないので厳しい?とは言い過ぎかもしれませんが、何か釈然としません。各社のこの結果についての正式なコメント何処かにないですか?
d2
伸び代があっても、基礎技術というのはなかなか一朝一夕には進歩しないでしょうから、すぐに改良する、追いつくのは難しいのではないでしょうか。開発コストやスケジュールの制限もあるかもしれませんけど。
オリの新m4/3のセンサーもAPS-C、フルの素子をそのままm4/3サイズに落とし込んだような性能なので、これからもフィードバックは期待できるでしょう。
ただし、ソニーセンサーも一定の所で安定した感もありますし、技術が高度/微細になるほど進歩は鈍ると思いますから、次の局面でどうなるかが大変興味があります。高感度、高画素に突っ走るのか、別の訴求点を見つけてくるのか。像面位相差AFやEVFではソニー/ニコン/オリ連合(の持つライセンス)は強敵のような気もします。
お幸
55mmF3.5さんへ
「キヤノン機はハイライト側の諧調が良く粘る」
のでしたら、DxOMarkのダイナミックレンジの値に反映されてもよさそうに思います。
もし、そうならDxO Markの数値を修正して読まないといけませんね。
キヤノン機とソニーセンサー搭載機とで、
ハイライト部分の比較ができるサンプルがありましたら、
教えてもらえないでしょうか?
# 自分で検証したいので。
manu
7DⅡがいつまでたっても出ないのを見れば、キヤノンがセンサー開発に苦労してるのは丸わかりでしょう。
ただ、ソニーのセンサーも16MPのセンサーから高感度化することに苦労しているようです。
その結果が、多画素化(24MP)、像面位相差といったオプションのような技術。
そのサチッたレベルがキヤノンとソニーでは違ったということ。
早く革新的な技術が出ることを願います。そうすれば、キヤノンが大逆転する可能性もありますし、各社一気に性能向上するのでしょう。
個人的にはフジのセンサーに期待しているのですが。
ヘリ
キヤノン機の実画像を扱うと数値以上に優秀に感じています。
sony機やニコン機みたいにハイライトが唐突にパンッて飛ばないんだけど・・・
シャドーもそう。
とても不思議です。
ま、私の見る目が無いだけかもね^^;画質は主観だから・・・
ロコール
ダイナミックレンジ面白いですよね。ピクセルピッチの狭いPower Shot S100からフルサイズまで同じ様な数字で... Kiss6に関してはS100よりも狭くて。S100のセンサーもキヤノン製ですよね。
D4いいな
レタッチ時の飛びやすさの件ですが、画面表示やJPEGファイルは、8bit(8EV)相当の色深度しかありません。元々12bitや14bitのものを無理やり8bitに押し込むわけですから、元のダイナミックレンジが広ければ広いほど、シャドウやハイライトが潰れ/飛びしやすくなるのはあたりまえのことかと思います。
14bitのものを8bitに納めるわけですから、どこかの諧調は絶対に犠牲にしないといけなくなるので。飛び/つぶれがいやなら、中間調の諧調を落とさないといけないですし。
しかし、キヤノンのRawファイルは.cr2以降は14bit固定だったかと思いますが、これでダイナミックレンジが11EV台というのはちょっと釈然としないものがありますね。ダイナミックレンジが12EV無いということは、数字的にはRawのビット数は12bitあれば十分なわけで、残り2bit分は単なる無駄なデータとなってしまうわけですから。
haru
>D4いいなさん
8bit画像はRGB各色が8bit256階調の情報を持っているという意味で
ダイナミックレンジの数字とは直接の関係は無いのでは?
ルーモア
DxO Markはセンサーの定量的な一つの評価軸として参考にはなると思います。
ただ他の評価に比べて異常に注目度が高いのは疑問ですね。
DxO Markの評価軸は色再現性と分離、ダイナミックレンジ、高感度耐性の三つ。
これらは撮り方や現像時の調整・補正である程度何とかなってしまったり、敢えてコントラストの強調や記憶色寄りへの調整で逆に狭めたり再現性を落とす調整をおこなったりする場合があるのも確かです。
一方で例えばD800EとD800のスコアがほぼ同じ(多分、kK-5IIとK-5IIsも似たようなスコアになるでしょう)なのは解像度や鮮鋭度が評価に大きく関わっていないことの現れでしょう。
ローパスレス(ローパスキャンセル)や将来出てくると思われる有機素子、三層センサー等が出てきたときに実際の写真の見た目と評価が乖離してくるようになるのではと思います。
DxO Markはレタッチ耐性の高さの評価程度に考えてしまっても問題は無さそうな気がします。
ma
JPEGが良くて、使い勝手が向上してるなら
大半のユーザーは満足すると思うんですがねぇ
みょみょ
もう18mセンサーの性能改善は見込めないんでしょうね。と言ってもこれまでの発売機種を見て元々そこまで伸びしろがあったとも思えないんですが、7D2の新センサーにかかる期待は大きくなりますね。
ドナドナ計画中
「キヤノン機はハイライト側の諧調が良く粘る」?
キヤノン、ニコン両方使ってますがそんな感じはしないなぁ。逆に暗部の二コンの粘りは驚異的。あ、RAW の話ですよ、当然。
特級厨師
いいんじゃないですか、センサーは代替わりするみたいですし。今度はそれを3年使うのでしょう。
キヤノンはこの3年で画像処理を頑張りました。次はセンサーです。
今後の見通しは28日に大体分かるのではないでしょうか。
センサーが周回遅れで画像処理が上手いところもあれば、
センサーがソニー頼みで画像処理があんまりなところもある。
センサーが得意でも何故かユーザー離れなところもある。
とりあえず3社で団子状態でもつれながら走っている感じですね。
どこもあと一歩足りない感じです。
来年はキヤノンがセンサー刷新に成功するか、ソニーがフルサイズミラーレスで大ホームランか、どちらかのように思います。
キヤノン頑張れ。ソニーも嫌いではないです。
でもキヤノンの色は何だかんだ言っても一番好きです。
きっとそういう所が、実は一番自分に重要なのかもね。
月歌
後継機種が先代の機種に負けるというのは、ちょっとがっかりですね。同じセンサーを使っていて、そこに像面位相差を無理に組み込んだせいなのでしょうけど。
APS-CのEOSの高感度性能が良くないのは、一回り小さなセンサーサイズも影響しているのでしょうから、その分も差し引けば、ソニー製センサーとの差も思ったほどではないのでしょうが、それ以外の面も考えると、ちょっと水をあけられている感は否めませんね。
それでも実際には、ニコンなどと互角以上に張り合っているわけですから、写真というのはイメージセンサーばかりでなく、画像処理エンジンが大事なのだな、と実感できます。
キヤノンの画像処理エンジンとソニー製のセンサーを組み合わせたカメラ。見てみたいものですが、さすがに無理でしょうね^^;
np
キヤノンのCMOSってオンチップノイズが邪魔をしてるんじゃないんでしょうか?
結局ノイズを消すのが元からかソフト側からの違いで結局出てくる絵は大差が分からないような気が…
.
私個人はDxOに関しては信頼していません
少なくとも公開している数字は800万画素相当でチェック
したものですしね
(等倍でもチェックしていると反論される方もいますが
公開されている数字には反映されていないようですしね
例えばNikon D4よりD800E/D600が色もDRも感度すらも
勝っているというのはそれこそ高画素から800万画素相当
に縮小しているからこその話としか思えません
とは言えキヤノンのセンサーのスコアが低いのはそれ
なりに理由があるのでしょうが)
まあ私がDxOをどう思おうがこうして世間的に認知され
一定の基準であると思われていることは間違えなさそう
ですのでキヤノンユーザーとしては同世代中最低評価の
センサーのカメラであるという有難迷惑な太鼓判に笑う
ほかはありません
むしろベンチマークの数字の為の性能ではなくユーザーを
より納得させる方向で頑張ってくれよと思うだけであります
判官びいきの爺臭い私は叩かれてもむしろよしこのまま
頑張れよと思う次第だったりします
Canon user
Dxoのリザルトの違い特にキャノンだけ極端に性能が劣るのは、センサーの性能ではなく画像処理の違いからくるもので昔から良く知られています。
RAWデータなのに画像処理?といぶかる方がいて不思議がありませんが、ニコンとソニーはRAWデータと称するデータは本当のRAWデーターではないのです。ニコンはマイナスのノイズデータをカットしている(オフセットを下にシフトしてノイズをカットしている)のです。もう一つはADコンバーターのところでノイズリダクションをかけているとも言われています。本当のところはメーカーが非公表ですから推測の範囲ですが、いろいろな人(何故かアメリカの学者が多い、暇なのでしょうか?)が計測したり分析したりして「確からしい」としています。
これはメーカーの思想の違いそのもので、ニコンは多少データは改ざんしてもノイズが無いほうを良しとし、キャノンはデータはあくまでも現実に忠実であるべきだと、しているだけの違いです。マイナスのノイズをカットしている弊害としてはダークフレーム減算が不可能なので科学計測には使えないこと、天体写真にも使えないことがありますが、一般の写真ではノイズのないことの方が歓迎されるでしょう。
キャノンのノイズに関してはこの方が昔から問題提起しています。
http://diglloyd.com/blog/2012/20120726_1-Canon1DX-pattern-noise-grill.html
逆にキャノンのカメラ設計者の方はこのように説明しています。
http://www.astro-night.com/astro/laboratory/image_proc_3.htm
DXOの成績順位が全てな方はキャノンを使わなければ良いだけのことです。ニコンとキャノンに技術力の差がある訳ではなく思想が違うというだけのことです。
ロコール
上の方も書かれてる様に、メーカーの思想だと?
写真機のダイナミックレンジは、プリンター(印刷機)のダイナミックレンジが広くならないとキヤノンも広げてこない気もするのですが...
http://shuffle.genkosha.com/event/dpds/2009/7224.html
おとりがすり
DxOの性能評価の低さが問題なのではなく、
センサー性能が進化していないってことですね。
加えて、これぞキヤノンと唸らせてくれる製品もない。
時代の変化というか、寂しさを感じますね。
寛
Canon userさん
ニコン及びソニーがマイナスのノイズデータのカットを行なっているというのは初めて聞きましたが、出典元はどちらか教えて頂けると助かります。
本説明ですと、フラグシップであるD4のスコアが伸びない理由が不明確ですし。
なお、ダークフレーム減算は、長時間露光時の話ですので、DxOのリザルトには関係ないですよね。
また、デジタルカメラマガジン 2012年4月号によると、「D800のRAWデータに手を加えていません」と株式会社ニコン 映像カンパニー 開発本部第一設計部第一設計課副主幹 原信也氏が明言されていたと思いました。
センサーレベルですとソニーの場合以下ホームページでノイズ対策を色々と述べていますので一読されてみてはいかがでしょうか?
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/technology/technology/theme/cmos_01.html
ぷん
CanonUserさま
オフセット下げても減らせるノイズはシャドー部ぐらいなもので、
フィルム作品のテレシネなんかではたまにやりますが、
ダイナミックレンジが失われてしまいますね。
シャドー部の生データが重要になる、
周辺部の光量補正や黒潰れの補正が機能として搭載されている現状で、
そういった手法はとらない気もしますが…。
ゆうき
センサーから出た信号でノイズの多い暗部を切り捨てる(オフセット)してるのなら、NikonとSONYのダイナミックレンジは、かなり狭くなるハズですよね。でも実際にはキヤノンの方がずっとRAWのダイナミックレンジが狭く、Nikon・SONYの方が2EV位は広い結果になってます。
キヤノンセンサーに書かれる方はほとんど触れませんがキヤノンのセンサーも恩チップノイズリダクションを搭載しています。従ってフォトダイオードから出た電圧や電流をそのまま記録している訳ではありません。またキヤノンもD/A変換はするわけで、その手法(オーディオに詳しい方なら多様な方法がある)によってアナログ電流・電圧は数値化される時に、いわゆるセンサーからのアナログ信号は「かならず変化」します。それは手法が違うだけでNikon・SONY・キヤノンも同じ事です。
天体写真の話がありましたが、デジタル一眼で全世界で撮影される写真のうち、ダークフレーム演算が必要とされるのは0.1%どころか0.01%(1万枚に1枚)も無いでしょう。一般撮影でノイズが少ない結果が得られるセンサーの方が好まれるという結論です。 フィルム時代も撮影によってフィルムを変えました。万能なセンサーはありません。また宇宙の専門家であるNASAが長年Nikonを採用し続けてる事からも、大きな問題は無いという証拠です。本格的に天体を撮影されるのなら冷却CCD等を利用されるのが近道だと存じます。
D4いいね
DxOのリザルトでグラフ表示をさせて見るとわかりますが、キヤノン機のダイナミックレンジが狭いというのは、実はISOが100~400くらいの範囲に限られています。他のソニーセンサーのカメラが、低感度から高感度までほぼ直線的にダイナミックレンジが変化しているのに対して、なぜかキヤノン機だけはISO100~400くらいまでは平坦で、それより高感度領域になると、ダイナミックレンジが落ち始めます。
DxOのダイナミックレンジのスコアは、ダイナミックレンジが最大になっているところでスコアを決めていますから、キヤノンだけ他社より明らかにレンジが狭くなっているのは、このカーブが原因だと思います。
問題なのは、どうしてこういった不思議なカーブを描いているか、なんですよね。
もしかすると最近のキヤノン機は、高感度画質を稼ぐために、センサーの基準ISOを200~400あたりに置いて、ISO100などは減感で済ませているんじゃないでしょうか?
ロコール
ちなみに、C300のベース感度はISO850みたいですね。
.
■ ゆうき 様
>キヤノンセンサーに書かれる方はほとんど触れませんがキヤノンのセンサーも恩チップノイズリダクションを搭載しています。
これは仰る通りで、以下などが参考になるかもしれません
http://cweb.canon.jp/camera/cmos/technology-j/noise_reduction.html
http://www.canon.us/technology/interview/hv10/hv10_p4.html
ただここからもソニー系とキヤノンではノイズ除去の方向性に
若干の差があることがうかがえて興味深いですね
■ D4いいね 様
>キヤノン機のダイナミックレンジが狭いというのは、実はISOが100~400くらいの範囲に限られています。
>最近のキヤノン機は、高感度画質を稼ぐために、センサーの基準ISOを200~400あたりに置いて、ISO100などは減感で済ませているんじゃないでしょうか?
ソニーセンサーを基準に考えれば確かにこの推論はなりたつ
かと存じますがDH1くらいまのでパンソニックやS5Proあたりの
富士フィルムなど似たような曲線でしてこれは設計上の方向性の
差異ではないかと私は考えおりますが真実は定かではありません
ただ1点反論を申し上げるならキヤノンのセンサーはKissN
辺りで既にこの曲線であり最近どころかその辺で今の形が完成
していると言えるでしょうかね
ダイナミックレンジの広さはセンサーの輝度許容量と感受性の
話だと思います
輝度許容量が低ければすぐに白飛びしそれこそKissNなどは
1~2段アンダー気味に撮るのが普通でしたし感受性が悪ければ
すぐに黒潰れするわけですが暗いところを強引に持ち上げる分には
意外なほどキヤノンの画は色が出てきます(当然ノイズだらけに
なりますが)
私はキヤノンのセンサーには輝度許容量に致命的な欠陥があると
考えています
それ故にここ数年のキヤノンのボディには高輝度側・階調優先機能
という変な機能が存在します
この高輝度側・階調優先機能というのは例えばニコンなどのアクティブD−ライティング等とは性格がことなり
なんとRAWの段階でシャドウ側を1EV分オミットしハイライトを
その分拡張するものとのことで(国内外のいろんな方が検証されてます)
センサーの能力が足りない分をモードを変えて補っています
当然高輝度側・階調優先機能を使うとシャドウ側はより潰れやすく
なります
そういう意味ではこんなアクロバティックなことをせずとも
広いDRをもつソニーセンサーはDxOの摩訶不思議な数字を見る
までもなく成功していることは明らかで私はそれを大いに認めて
おります
ただ、だからキヤノンもソニーと同じセンサーを作れとは考えては
おりません
もちろんDRは小技を使わずに広く使えるようにはなってほしい
ですがそれは今のキヤノンの延長上であってほしいですね
隣の芝生は常に青々と輝いて見えますがそれでも余所は余所のまま
行ってほしいです
だってキヤノンのボディから出てくる写真が好きなのですから
ベンチマークの結果が振るわなくても実用上は工夫と粘りと
現像時の努力で私個人を十分に納得させる写真は出るのですから
dai
こちらで高感度が、検証されていますが、だいたいE-M5とEOS M(Kiss X6iのセンサーと同じ?)で同じぐらいの高感度ノイズレベルに思えます。
http://dslr-check.at.webry.info/
多分、ダイナミックレンズ(黒つぶれのレベル)のテストも今後行われると思われますが、こちらの記事の傾向から考えると
http://dslr-check.at.webry.info/201204/article_4.html
http://dslr-check.at.webry.info/201207/article_16.html
よくてE-M5とほぼ互角か、劣る結果が出るかもしれませんね。
特級厨師
高輝度階調優先は、1段露出を下げて撮ったものを、トーンカーブで持ち上げるもの、と考えると分かりやすいと思います。
欠点は暗部側に1段分ノイズが出ることですが、利点はハイライトが1段圧縮されて粘ります。
このモードが何に使われるかというと、ウェディングドレスなどの「ハイキー調」のポートレートがまず挙げられます。普通のカメラでは飛ぶような白いブラウスのレース部分などでも情報が残るので有り難いですよ。
風景撮影ではあまり使われないモードなのでしょうか。
キヤノンのカメラはポートレートに非常に向いているのです。
あとダイナミックレンジについてですが、プリントの白~黒までが7EVほどです。これ以上はプリントで再現できません。これに落とすのに12EVで十分というのがキヤノンの考え方でしょう。何しろ余裕が「5EV」もあるのですから。
問題無く使える、というのはそういう理由からです。
キヤノンのEOSは、センサーからプリンターまで一貫したシステムなんです。上級機から初級機まで一貫した画像処理をする
ためのセンサーのチューニングでしょう。
色深度だけは残念な感じですが、色深度は色合いの話ではなくて「グラデーション」の話なので、ノートPCで見るユーザーには影響無いレベルです。
話は代わり、キヤノンのフルサイズセンサーの話になると、
色深度は「24」に達しているので、カラースペース(adobeRGB)の限界値という意味で全く問題ありません。これを超えることはデータ的にありえません。あったらカラースペース内に別の色に置き換えられて押し込まれることになります。
ダイナミックレンジも、dpreviewでは5DMarkⅢの方がD800よりハイライト側に伸びています。つまり「広い広い」と言われるソニーセンサーのダイナミックレンジは、「シャドー部に向けて」ということです。キヤノンのフルサイズセンサーはこの試験結果ではソニーセンサーより白飛びに強いと言えます。
http://www.dpreview.com/reviews/canon-eos-5d-mark-iii/19
現行APS-Cセンサーの色深度は残念な感じですが、キヤノンのフルサイズセンサーは文句無く良いですよ。点数だけ見るのではなくて、その意味を考える方がいいです。
次のキヤノン46MPセンサーは16ビット。
まあ・・・乞う御期待ですね(^^)
なびい
X4使ってます。
EF(S)マウントレンズを4本持っていて、
広角レンズを追加しようかな?
と思ってます。
6DやX6iやMも気になってましたがこのままだと、
傷口が広がる前に
ソニコンに乗り換えた方がいいかな。。。
と思っちゃいます。
新型APS-Cセンサーが先か?
X4のシャッターが壊れるのが先か?
がんばれCANON!
Grr
>あとダイナミックレンジについてですが、プリントの白~黒までが7EVほどです。これ以上はプリントで再現できません。これに落とすのに12EVで十分というのがキヤノンの考え方でしょう。何しろ余裕が「5EV」もあるのですから。
その理屈だと、キヤノンのカメラで撮影してキヤノンのプリンターでプリントすると「5EV」の余裕の部分が白飛びないしは黒つぶれで表現される事になるので、ダイナミックレンジの認識としておかしいと思いますよ。
ぷん
印刷で表現できる範囲の中に全階調を丸め込んで、
コントラストを浅めに仕上げるか、
適度にコントラスト上げて現像して、
メリハリのある風合いに仕上げるかというだけの違いですね。
同じく限られたダイナミックレンジしか持たない
液晶モニタなどで見るのと全く同じ話しです。
Canon user
寛さん
クラーク氏のサイトでいろいろ計測していますから、一読をお勧めします。彼はRAW現像ソフトを開発しているデイブ・コフィン氏とも交流があるので、各社センサーの真の性能はだいたい把握しているようです。デイブ氏はそれがないと現像ソフトの設計もできませんから更に深いノウハウを持っています。
まず、ニコンについてですが、あちこちの報告にも記載されていますが、このレポート(http://www.clarkvision.com/articles/evaluation-1d2/howtotakedata.html)にはっきりと、
This sequence is a must for Nikon cameras because all Nikon cameras tested so far clip the low end.
と書かれています。
「全てのニコンのカメラはローエンドをクリップさせている。」つまりオフセットゼロの設定にしていると報告しています。これはクラーク氏やコフィン氏以外の大勢の方もダイレクトにRAWデータの情報を読み取って結論づけていてすでに常識になっています。フランスのブイーユ氏にも同じ報告があります。
イメージングソースのサイトでは、標準分析ソフトとしてコフィン氏のDCRAWが使われています。私も使っています。このソフトを使うとRAWデータの素性やセンサーの性能がはっきりと判ります。ソニーとニコンのRAWデータはかなり改ざんしているということも常識となっています。ニコンのユーザーへの説明は大昔から嘘だらけなので真に受けないことです。嘘と言うよりは他社に秘密がばれないように逆のことを言うというのが正解ですが。その点ではキャノンも同様です。特許公開データーには本当の事は一切書いていません。巧妙にすりかえられていますのでご注意を。
Canon user
ぷんさん
残念ながら、それがそうでないのです。
別の方への回答にもあったとおりシャドウはクリップさせて見かけ上のノイズをカットしています。
その弊害はハイライトのクリップが早いことですが、ニコンは色が転んでもぎりぎりまで延ばしますからなんとかなっているのでしょう。
キャノンはハイライトはホワイトアウトさせて妙な色に転ばないように操作しているので、白いレースの再現はとてもナチュラルです。
色が転んでも良ければ、フェーズワンから出ているキャプチャーワンで現像するとニコン並にハイライトを押すことも可能ですが、やっぱりハイライトの色が妙な黄色に転ぶのは汚らしいですから、僕はそういうことはしなくなりました。
実際問題として各社のセンサーにはそう大きな差はなく、すでに性能的に飽和しているのを感じます。ノイズが少なくなっているのは現像ソフトの影響が大きいです。DXoのリザルトに一喜一憂するのは馬鹿げた話だと何年も前から感じています。
ロコール
DXOのダイナミックレンジのグラフで1つ分からない事があるのですが、なぜ18%グレー基準のグラフが無いのか?
例えばベース感度ISO850のC300なんですが、ISO850より感度を下げていくと徐々に暗部側にシフトされ18%グレーより上が減るみたいで、最低感度では18%グレーより上は1stops以上減るみたいですね。
寛
Canon userさん
拝読させて頂きました。
ご参考になる情報ありがとうございます。
この中でクラーク氏が述べているノイズのオフセットですが、これはExmorで言うところの相関二重サンプリングの話ではないでしょうか?
ちょっと解説が不明瞭なのと、2006年時点のデータで結論付けていますので、多少誤差があるかもしれませんが、オフセットを0にするという表現からそう取りましたが。
後、この結論出した時のデータは、D50及びD200から持ってきているようですが、こういう処理をやっていたにもかかわらず、各種ノイズテストやダイナミックレンジテスト(DxO Mark含む)の評価がふるわないのが気になります。
CANONガンバ
タッチパネル操作もついて、いよいよX2から買い替えるつもりだったが、X5よりも画質が落ちるようで正直ショックです。
CANONの最新型センサーが、サイズの小さいm4/3で3年前のPanasonic GH1に負けてるって衝撃的。ライブビュのAFも今ひとつ。70Dに期待し、駄目なら大量のレンズ売り払って。D600に行くしかないか?
特級厨師
Grr様
・リバーサルフィルムのEVが5
・プリントは8EVより少ないとのことなので、JPEG以上ということで7EVとします。
・デジカメのJPEGも6~7EV
ではその7EVに落とすやり方ですが、トーンカーブを使ったハイライト部・シャドー部の「圧縮」で行います。
ハイライト部・シャドー部それぞれで、7EVに入りきらない部分を7EV内に「引きずり出す」感じです。寝かせる、とも言います。このようにすることで白が粘る、メリハリのついたスタンダードな写真になります。これはどのメーカーも行っています。
(なおRAWだと白飛び・黒潰れが救えるのは、JPEGに入りきらない部分のデータが情報として存在しているためです)
このようにしても結局は前後合わせて9EV程度の情報を押し込むことしか出来ません。
しかしながら、現実の光は明るい方に2.5、暗い方に-3.5、この6EVの中で明~暗の9割方が収まります。これは露出補正で試してみればすぐ分かります。
そのため9EV相当の情報量でも全く問題無く写真として成立します。なにしろリバーサルフィルムが5EVだったのですから。
(リバーサルフィルムも同様にハイライト部・シャドー部の情報の圧縮を行っているのでハイライトが粘ると言われます)
では何故昨今のセンサーが9EV以上に対応しているかというと、これはやはりRAWでの露出補正やDレンジオプティマイザ等による暗部の持ち上げに対応するためだと思います。
そもそも存在しない情報はどうやっても引きずり出せないので。
ただ1EVでもかなりの幅があるので、白つぶれの空の階調を出したり、お寺の黒つぶれの暗部を明るく出すためのオプティマイザ用の余裕は5EV程、全体で12EVもあれば良い、という考えもありなのでしょう。
JPEGは8ビットという性質から6~7EVほどなので、こちらの制限も見逃せません。
いずれにせよ、自分が写している対象が「全体として何EVの幅なのか」はマニュアル露出にしてみると簡単に測光出来ます。
キヤノンは次の46MPセンサーで12EV以上にするかも知れません。最近ダイナミックレンジ、ダイナミックレンジとよく記述するようになってきたので、何か変わるかも。
ut
>イメージングソースのサイトでは、標準分析ソフトとしてコフィン氏のDCRAWが使われています。私も使っています。このソフトを使うとRAWデータの素性やセンサーの性能がはっきりと判ります。ソニーとニコンのRAWデータはかなり改ざんしているということも常識となっています。>DXoのリザルトに一喜一憂するのは馬鹿げた話だと何年も前から感じています。
その一方でイメージングソースはDxOも利用してますけどね。以下リンク先の下部参照
http://www.dxo.com/us/image_quality/customers2
併用ができているって事はDCRAWとDxO双方の概ねの結果に乖離がないからでしょ
ぷん
特級厨師さま
EVやダイナミックレンジ、ビット深度に加えて、
ラウンディングの手法も絡んでくるので、
若干デリケートな話な気もしますね。
Canon user
寛 さん
相関二重サンプリングはRAWデータの処理とはあまり関係ない技術です。相関二重サンプリングは、データ取得の際にアンプゲインのムラをキャンセルする技術ですが、この技術はデジタル画像処理では常識レベルの技術でどのメーカーでもごく普通に搭載しています。ソニーだけが行っているわけではなく、ビクターもパナソニックもフジも50年以上前から普通に行っている手法です。
ut さん
イメージングソースでは、画質評価にDXOは使っていないです。下記の例にあるように、メインはIMATESTとDCRAWの実写画像です。逆にどこで使っているのか教えてください。探すことができませんでした。
http://www.imaging-resource.com/PRODS/D3X/D3XIMATEST.HTM